インバウンド需要で鉄道会社の業績急回復 京阪と南海が過去最高益、ホテルも好調

AI要約

新型コロナウイルス禍の収束と為替の円安基調によるインバウンド(訪日客)の急増で鉄道会社の業績が急回復している。関西の大手私鉄4社の令和6年3月期連結決算では、全社が増収で2社が過去最高益を記録。特に南海電気鉄道の特急「ラピート」は乗車率も過去最高となった。

訪日客需要で鉄道会社のホテル事業も好調で、阪急阪神HDと京阪ホールディングスはホテル関連の売上高が大幅増収した。ただし、鉄道の乗客数はコロナ禍前の水準には戻っておらず、将来の見通しには不透明な要素もある。

鉄道各社は収益基盤の強化を図るため、新たなサービスや施策を展開しており、今後の競争が注目される。

インバウンド需要で鉄道会社の業績急回復 京阪と南海が過去最高益、ホテルも好調