母校が「甲子園に出場」することになり寄付金の依頼がきました。相場はどのくらいなのでしょうか?

AI要約

甲子園出場に伴う遠征費の高額さと、寄付金の重要性について解説。

遠征費用や寄付金の相場、各校の取り組み、税制上のメリットについて詳しく紹介。

寄付金の一口あたりの相場や学校側の対応、寄付者の傾向についても言及。

母校が「甲子園に出場」することになり寄付金の依頼がきました。相場はどのくらいなのでしょうか?

甲子園に出場するという知らせは、卒業生や地域住民にとっても特別な瞬間です。しかし、その裏で遠征費として多額の費用が必要なことはあまり知られていません。

この記事では、甲子園出場に伴う遠征費や寄付金の相場、そして寄付によって得られる税制上のメリットについて詳しく解説します。

毎年、甲子園で行われる高校野球の全国大会がテレビ中継されます。地区予選を勝ち抜いた全国の高校球児が大阪の甲子園球場に集いますが、その遠征費はいくらになるのでしょうか?

本州最北端の青森県にある八戸学院光星高校の場合、1試合に必要な遠征費は、なんと約2000万円かかります。さらに、勝ち進んで滞在期間が長くなるほど費用は膨らみ、決勝戦まで勝ち進むと総額で約1億円が必要になる見込みです。

大会主催者からは、ベンチ入り選手や監督、担当教員に対して旅費と宿泊費が支給されますが、ベンチ入りできなかった選手や応援に駆けつける生徒の移動費・宿泊費は学校側が負担しなければなりません。

このため、多くの高校ではWebサイトやクラウドファンディングを通して遠征費の支援を呼びかけています。大谷翔平選手の母校、花巻東高校も第106回大会に向けてクラウドファンディングで寄付を募り、その返礼品として花巻東高校公式グッズを提供しています。

2024年春の大会では、出場校の3分の1以上がクラウドファンディングを活用しています。

甲子園への出場が決まると、卒業生や地域住民に寄付をお願いすることがあります。その際の寄付金の相場は、一口あたり数千円から1万円程度が一般的ですが、中には10万円以上の寄付が行われることもあります。

例えば、大阪桐蔭高校では一口1万円と設定されており、仙台育英高校では、寄付者が自由に金額を決められますが、学校側としては一口5000円を希望しています。

寄付額に明確な決まりはなく、学校側としては複数口の寄付を歓迎しています。野球部OBや学校関係者からは、数万円単位での寄付が見られることもありますが、一般的には一口分、または5000円前後の寄付が多いようです。