シドニー近郊の渋滞緩和…丸紅、鉄道30km延伸計画で一部開業

AI要約

丸紅は20日、ニューサウスウェールズ州の鉄道延伸事業に参画し、一部区間での運行を開始した。

シドニーメトロノースウェスト線の延伸計画は順調に進んでおり、交通渋滞の緩和が期待されている。

丸紅はNRTを通じて鉄道インフラプロジェクトに投資し、豪州の公共交通システムをサポートしている。

丸紅は20日、同社が出資参画する豪州ニューサウスウェールズ州の鉄道延伸事業において一部区間での運行を開始したと発表した。シドニー北西部を走るシドニーメトロノースウェスト線を南西に約30キロメートル延伸する計画のうち、約15キロメートルが完成した。ピーク時間帯には4分間隔で運行し、人口増加が続くシドニー近郊の交通渋滞の緩和を見込む。2025年には残る約15キロメートルの区間の完成を予定する。

丸紅が20%出資する豪州の鉄道インフラプロジェクト会社のNRTが、延伸区間となるシドニーメトロシティ&サウスウェスト線の一部を完成させた。NRTはシドニーメトロノースウェスト線を合わせた合計66キロメートルの区間の鉄道システムについて、34年までの運行・保守も請け負っている。

丸紅は11年に豪州ゴールドコースト市の路面電車システム事業に出資参画。19年にはNRTを通じてシドニーメトロシティ&サウスウェスト線に関する官民連携(PPP)事業権を取得していた。