豪ウエストパック銀、4―6月期の利益は横ばい

AI要約

オーストラリアの大手行ウエストパック銀行は第3四半期決算を発表し、純利益が前年同期と横ばいの18億豪ドルであった。利上げによる利益増と支出増で収支は拮抗した。

純金利マージンがわずかに低下し、預金残高が増加しているなど、顧客からの支持を受けた成績が見られる。

不良債権や支出増などの課題もあるが、積極的な投資や預金獲得により業績は安定している。

豪ウエストパック銀、4―6月期の利益は横ばい

[19日 ロイター] - オーストラリアの大手行ウエストパック銀行が19日発表した第3・四半期(2024年6月終了)決算は純利益(未監査)が18億豪ドル(12億米ドル)となり、前年同期から横ばいだった。

オーストラリア準備銀行(中央銀行)の積極的な利上げを背景に、自己勘定部門の投資やヘッジ資金の運用による利益が増えた半面、支出や不良債権が増加した。

第3・四半期の純金利マージンは1.82%で、前年同期の1.86%から小幅低下した。

顧客からの預金獲得が順調で、第3・四半期に国内における家計の預金残高は年率で3%増加。住宅ローンも8%増えた。