8月~10月は電気ガス代の補助が再開。年金生活者へ追加の給付案も…65歳以上無職世帯の平均的な収支とは

AI要約

政府による8月からの電気・ガス料金補助が再開されることで、消費者に安心感がもたらされる。

具体的な補助金額は、8月・9月は電気が約1320円、都市ガスが約280円となる。しかし、実際の補助金額は増える可能性もある。

老後の平均家計収支から光熱費がどれくらいかかっているのかも把握することが重要。

8月~10月は電気ガス代の補助が再開。年金生活者へ追加の給付案も…65歳以上無職世帯の平均的な収支とは

エネルギー費用が上昇する中、電気代やガス代の請求に恐々としている方は多いことでしょう。

そのような状況を踏まえ、政府による電気・ガス料金の補助が8月から再開します。

今回は、8月~10月の電気・ガス料金補助の詳細や、実際にどのくらいの金額が補助されるのかを見ていきます。

また、低所得者世帯や年金生活者へ追加の給付案も検討されています。老後の平均的な家計収支や、公的年金の受給額も併せて確認しておきましょう。

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政府が公表した電気・ガス料金補助は、「酷暑乗り切り緊急支援」として2024年8月から10月まで実施されることになっています。

電気・ガス料金補助は今年の5月に一旦終了していましたが、わずか3カ月で再開する形となりました。

電気・ガス料金の具体的な補助金額は、以下のようになっています。

●電気の補助

 ・8月・9月:1kWhあたり4円

 ・10月:1kWhあたり2.5円

●都市ガスの補助

 ・8月・9月:1㎥あたり17.5円

 ・10月:1㎥あたり10円

酷暑が予想される8月・9月は、補助金額が多く設定されています。では、実際にどのくらいの金額が補助されるのか、平均的なエネルギー使用量の家庭で計算してみます。

環境省が公表するデータによると、1世帯が1年間に消費したエネルギーは、全国平均で電気が3950kWh、都市ガスが187㎥とのことです。

月によってエネルギー使用量は異なりますが、単純に1年間の平均値から1カ月あたりの使用量を算出すると、電気が約330kWh、ガスが約16㎥となります。

この数値を基に補助金額を算出すると、8月・9月は電気が約1320円、都市ガスが約280円となります。

●電気の具体的な補助額例

 ・8月・9月:約1320円

 ・10月:約825円

●都市ガスの具体的な補助額例

 ・8月・9月:約280円

 ・10月:約160円

ただし、夏場はエネルギー使用量が増えるので、実際の補助金額はこれよりも増える可能性があります。

続いて、老後の平均的な家計収支から、光熱費がどのくらいかかっているのか見てみましょう。