人気中学受験家庭教師が教える、東大・医学部に行くために最も重要な3つのこと…東大に塾なしで受かる子のたった1つの共通点

AI要約

中学受験を考える際には、進学指導に力を入れている学校を選ぶのが重要。特に東大・医学部を目指す場合は、モチベーションの維持が最も重要である。

モチベーションを高めるためには、同じ志を持つ仲間の多さ、東大・医学部を目指す体験を提供する環境、東大・医学部コースの有無が重要。これらの要素が揃った学校を選ぶことが望ましい。

医学部を目指す場合には、偏差値だけでなく進学実績や提供される体験も考慮し、東大合格を目指す子供に適した学習環境を選ぶことが肝要である。

人気中学受験家庭教師が教える、東大・医学部に行くために最も重要な3つのこと…東大に塾なしで受かる子のたった1つの共通点

 どうせ中学受験をさせるなら、進学指導に力を入れている学校がいい。東大・医学部を目指せる学校なら最高だーー。

 そんな考えの方向けに、今回お話を伺ったのは、『脳内メモリ最弱の僕が東大合格した人生が変わる勉強法』(実務教育出版)の著書もある、横井佑丞(@yokko)氏だ。

 東大卒業後にコンサルで勤務し、家庭教師としてたくさんの受験生を指導してきた横井氏。

 普段から中学受験生を持つ保護者向けに、偏差値や合格実績に縛られない校風重視の学校選びの重要性を発信されているが、今回の取材では、東大・医学部を目指しやすい「穴場」校はあるのか、塾選びはどうすればよいのかなど、子供を東大・医学部に受からせるためのポイントをまとめて聞いた。みんかぶプレミアム特集「中学受験『黄金』ルート」第6回。

 東大・医学部に入るためには、勉強のモチベーションを保ち続けられるかどうかが最も重要です。学校の授業の質は、正直、あんまり関係ないといっても良いくらいです。

 私も家庭教師としていろいろな学校のお子さんを教えていますが、進学校の授業内容はどこもよく練られていて、そこまでの差はありません。

 だからこそ、モチベーションが一番重要なのです。

 モチベーションを上げるためのポイントは、3つあります。「同じ志を持つ仲間の多さ」「東大・医学部を目指す体験になるきっかけが用意されているか」「東大・医学部用のコースがあるか」の3つです。

 まずは、同じ志を持つ仲間の多い環境にいることが重要です。

 偏差値が高い中高ほど、東大・医学部を目指す人が多いので、偏差値が高い学校の方がいいのは当然ですよね。

 また、医学部を目指す場合には、そこまで偏差値が高くなくても、同じ偏差値帯の学校よりも医学部への進学実績がいい学校であれば、医学部を目指す環境としてふさわしいでしょう。

 医学部の合格者数が多い学校は学校全体で生徒が医学部に興味を持つような体験を用意しているケースが多いです。例えば、大学の医学部や病院と連携して擬似的なオペ体験を提供したり、キャリアパスを聞いたりするなど、さまざまな体験が用意されています。

 そういった体験に触発されて医学部を目指すようになる子もたくさんいます。

 さらに、東大・医学部用のコースがある学校の方が、やはりモチベーションを保ちやすいです。

 例えば、四谷大塚の偏差値で50程度の学力の子が東大・医学部を目指そうと思った場合、普通のコースよりも、東大・医学部コースを設けている学校に行くほうが期待値は高くなりますよね。