一体なぜそんな色? バイクにまつわる「色」の秘密

AI要約

バイクのカラーリングについて、タイヤやオイルの色について説明。

タイヤは黒い色になってしまう原因や、他の色を使う理由も紹介。

オイルやブレーキフルードも着色されたものがあり、性能に影響はないがコストが上がる。

一体なぜそんな色? バイクにまつわる「色」の秘密

 バイクのカラーリングというのはデザイン的に重要なポイントで、可愛く見えたり、かっこよく見えたりする一方、色が決まっているものもあります。

 たとえばタイヤやオイルなどは基本的にどれも同じ色。一体なぜなのでしょうか。

 まず1つ目に、素朴な疑問になってしまいますが、なぜタイヤは黒いのでしょうか。

 それはわざわざ黒い色を付けているという訳ではなく、黒くなってしまうというのが正解。輪ゴムなどを見ても分かるように、ゴムは黄色をしています。タイヤが黒いのはブラックカーボンを混ぜているからで、これは天然ゴムを強くする効果があります。

 一方で、クルマ用のタイヤではカラータイヤというのが過去にあったり(バイク用も海外にはあり)、自転車のロードバイク用もカラフルなタイヤがあるため、別の色を付ける事も不可能ではありません。

 またフォークリフト用には白いタイヤもあって、これは工場や倉庫で黒いタイヤを使うと床にブラックマークが付いて汚くなるのを防ぐために用意されたもの。

 バイク用もカラフルなタイヤがあると、楽しいかもしれません。

 オイルは茶色をしていて、石油から作られている感を感じますが、実はオイルの元になるベースオイル、とくに化学合成油は透明なことも多くあります。

 そこにさまざまな添加剤を入れたりすると茶色くなることもありますし、わざわざ着色している場合もあり、その結果、製品としてのオイルとなる流れです。

 カワサキの純正オイルは緑だったり、2ストローク用オイルはブルーだったりしますが、これらも着色されたもの。

 同じく、ブレーキフルードも透明に近いのが本来の状態ですが、最近では着色されたものも出てきています。こちらは劣化とともに色が抜けていきますが、実用面での効果は変わりません。

 オイルにしてもフルードにしても、着色しても性能は変わりませんが、コストは上がってしまいます。