〔決算〕電通G、通期予想を下方修正

AI要約

電通グループの2024年12月期連結業績予想が下方修正された。営業利益と純利益がそれぞれ低く見込まれ、アジア太平洋地域の成長見通しやロシア事業に伴う費用が影響している。

24年6月中間には減損損失が計上され、ロシア事業の持ち分譲渡に伴う費用も予想を上回った。しかし、通期のオーガニック成長率に変更はない。

全体的には若干の減益見通しとなったが、将来の成長に向けた投資や戦略に注力する方針が示されている。

 電通グループ <4324> =2024年12月期連結業績予想(国際会計基準)を下方修正。営業利益は1071億円(従来1354億円)、純利益は367億円(同617億円)とした。アジア太平洋地域で成長見通しを踏まえて24年6月中間に164億円の減損損失を計上したほか、ロシア事業の持ち分譲渡完了に伴う関連費用が当初の想定を上回った。通期のオーガニック成長率約1%の見通しは維持した。