韓国 きょうのニュース(8月14日)

AI要約

北太平洋高気圧の影響で立秋後も猛暑が続く見通し。台風の進路も不安定でにわか雨が予想される。

独立記念館の館長人事を巡り、関連団体が政府の光復節記念式典に反発し、別の式典を開催する方針。

新型コロナ感染拡大の懸念が高まり、仕事中もマスクをして出勤する人が増加。感染拡大を防ぐ対策が求められている。

韓国 きょうのニュース(8月14日)

◇立秋から1週間過ぎても真夏の暑さ

 暦の上で秋の始まりとなる「立秋」から1週間が過ぎた14日、韓国気象庁は北太平洋高気圧が再び勢力を広げ、猛暑が続くとの見通しを示した。韓国はチベット高気圧と朝鮮半島東の東海上に中心を持つ高気圧で幾重にも覆われ蒸し暑い日が続いている。また、台風7号と8号の北上にともない、大気がさらに不安定になり各地でにわか雨となる見通しだ。

◇解放記念日の式典 関連団体が政府と別開催表明

 独立運動に関する遺物や資料を保存・展示する独立記念館(忠清南道天安市)の館長人事を巡り、日本による植民地支配を美化する「ニューライト(新保守)」系の人物が任命されたとして強く反発する独立関連団体は、今月15日に開かれる「光復節(植民地支配からの解放記念日)」の政府記念式典に参加せず、別に式典を開催する方針を決めた。館長人事の撤回を求める最大野党「共に民主党」など、野党も政府式典ではなく団体側の式典に出席する予定だ。光復節の記念式典が別々に開催されるのは今回が初めて。

◇新型コロナ感染もマスクして出社 感染拡大懸念

 新型コロナウイルスに対する感染症危機警戒レベルが5月に最も低い「関心」に引き下げられて以降、「具合が悪ければ休む権利」が侵害され、感染しても出社する人が多く、急速な感染拡大が懸念されている。30代の会社員は「診断キットで感染していることが分かったが、かぜ程度と認識されているため大騒ぎすることもできず、病欠することもできず、マスクをして出勤した」と語った。

◇尹大統領「独立の英雄たちの精神、永遠に記憶」

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は、青瓦台(旧大統領府)の迎賓館に独立功労者の子孫ら約100人を招いて昼食会を開いた。尹大統領は「国民が主人である自由な国を夢見てきた英雄らの犠牲と献身で国を取り戻すことができた」とし、「独立の英雄たちが残した独立の精神と遺産が永遠に記憶され、功労者と子孫たちがそれにふさわしい礼遇を受けることができるよう最善を尽くす」と述べた。また「自由民主主義の大韓民国政府を樹立し、北(朝鮮)の侵略に対抗して自由を守った英雄たちがいた。『漢江の奇跡』を起こし、祖国の繁栄を導いた偉大な指導者と国民がいた」と振り返った。