「地方勤務」になり通勤車を検討しています。中古の軽自動車なら毎月のコストはどれくらいですか? アパートに無料駐車場が付いているので停める場所には困りません。

AI要約

軽自動車のメリットとデメリットを考えると、近距離通勤に向いていることがわかる。

中古軽自動車の月間コストを計算すると、固定費と変動費を合わせて約1万4000円となる。

通勤車に中古軽自動車を検討する際は、維持費や余裕を考慮した購入が重要。

「地方勤務」になり通勤車を検討しています。中古の軽自動車なら毎月のコストはどれくらいですか? アパートに無料駐車場が付いているので停める場所には困りません。

「地方勤務」になり通勤車を検討しています。中古の軽自動車なら毎月のコストはどれくらいですか? アパートに無料駐車場が付いているので停める場所には困りません。

軽自動車が通勤に向いているかどうか、まずはメリットとデメリットから考えてみます。

◆軽自動車のメリット

●普通車よりもサイズが小さく小回りがきく

●重量が軽い分、燃費がよい傾向にある

●自動車税、重量税などが普通自動車よりも安い

●部品が安く、消耗品の量が少ないため車検代が安い傾向にある

●有料道路の料金が普通車よりも安く設定されていることが多い

◆軽自動車のデメリット

●大勢を乗せることが難しい(原則最大4名)

●パワー不足のため長距離移動には不安がある

●軽量化を優先しているため、安全面で不安がある

上記のメリット・デメリットを考えると、軽自動車は遠距離通勤よりも近距離通勤に向いているといえます。通勤距離が短いほど、経済面でのメリットも大きいでしょう。

中古の軽自動車を購入して通勤に使った場合、毎月いくらくらいのコストがかかるのか実際に計算してみましょう。なお、車両価格は100万円と仮定しますがコストには含めていません。

軽自動車の維持費としては、税金などの一律にかかる費用とガソリン代のように利用状況によって変化する費用に分けられます。

●一律にかかる費用:各種税金、自賠責保険、リサイクル料金など

●個別に違う費用:任意保険料、ガソリン代、駐車場代など

■軽自動車に一律にかかる月間コスト

軽自動車の維持費のなかには、ほぼ一律に決められている各種税金などの費用があります。これらは年単位でかかるケースが多いため、月割の費用を計算して月間の維持費を算出してみます。

◆法定費用(購入時車検あり)……3535円

内訳

●軽自動車税(種別割)……年1万800円(一律)、月900円

●自動車重量税……2年6600円、月275円

●環境性能割……年間取得価格の0~2%(取得価格100万円×2%=2万円)、最大月1660円

●自賠責保険料……1万8040円(検査対象25ヶ月):月700円

上記以外にも消費税やリサイクル料金が購入時にかかりますが、月間コストの算出が目的のため、一時的な費用は考慮していません。

■軽自動車の利用状況で変動する月間維持費

車の維持費のなかには利用に応じて変動するため、一律に決められない費用も多くあります。相場や平均をもとに計算すると、これらの費用は以下のとおりです。

●ガソリン代(年間5000km走行、ガソリン単価170円、燃費25km/Lの場合)……年3万4000円:月2830円

●駐車料金……今回は無料として扱う

●任意保険料……年平均約5万円:月4160円

●メンテナンス費用……2~4万円:月1660~3330円

●合計……年12万4000円:月約1万300円

軽自動車の月間コストは、固定費と変動費を合わせて約1万4000円となりました。上記以外にも修理代がかかる可能性があるため、余裕を持って維持費を設定しておきましょう。