〔東京外為〕ドル、147円前後＝朝方の調整的な売りで下落（13日午前9時）
AI要約
13日朝の東京外国為替市場でのドルの対円相場は1ドル＝147円前後に下落。海外市場では調整的な動きが続いた。米国の経済指標の発表を控えて積極的な動きは難しい状況。
13日朝の東京外国為替市場のドルの対円相場（気配値）は、朝方に調整的な売りがやや強まり、1ドル＝147円前後に下落している。午前9時現在、1ドル＝147円04～05銭と前週末（午後5時、147円19～21銭）比15銭のドル安・円高。
前週末の海外市場では、欧州時間は軟調に推移。米国時間の序盤に146円20銭台に下落。中盤以降は買い戻しが入り、終盤は146円50銭台に持ち直した。日本が祝日の週明け12日の海外市場は、アジア時間は147円台前半を軸にもみ合った。米国時間の序盤は調整買いで148円20銭前後に上昇。その後は米長期金利の低下で売り戻され、終盤は147円20銭台に伸び悩んだ。
東京時間の早朝は147円10～20銭前後のレンジ圏でもみ合ったが、午前8時半前後からやや売りが優勢となった。前週末から前日の海外時間は「おおむね上にいってこいで方向感を欠いた」（FX業者）と指摘される。総じて「ポジション調整主体の動きだった」（同）とされ、東京時間も「調整主体の動きにとどまるだろう」（大手邦銀）との指摘が聞かれる。
また、日本時間の今夜に米PPI、明日には米CPIの発表を控えて「積極的には動きにくい」（同）という。このほか、「本邦勢はお盆休みを取る向きも多く、動意が生じにくい」（同）との声が聞かれる。
ユーロは対円で小動き。対ドルは小高い。午前9時現在、1ユーロ＝160円80～82銭（前週末午後5時、160円77～80銭）、対ドルでは1．0935～0936ドル（同1．0921～0922ドル）。
