取材ノート 最後は人の力
地元のスタートアップ企業が集う交流会に参加し、初対面の人にも臆せず話しかける参加者の熱意に感服した。
スタートアップは効率重視であると思っていたが、実際には人とのつながりを大切にする熱意があった。
人工知能の発達も重要だが、最終的にはやはり人の力が重要であると感じた。
■地元のスタートアップ企業が集う交流会に参加した。私は記者という職でありながら極度の人見知りなので、初対面の人にも臆せず話しかける参加者の熱意に感服した。
スタートアップは最先端技術を駆使して省人化を打ち出すなど、効率重視でちょっと無機質なイメージを勝手に持っていたけれど、こんなにも熱い。むしろ人と人とのつながりを大事にしている。
経営者に取材すると「あの会社の○○さんにつないでもらって」「○○さんを説得して」なんて話もよく聞く。今この瞬間にも、新たなビジネスの種が芽吹いたかもしれないと、交流会で話に花を咲かせる参加者らを見ながら思った。
またある葬儀社では、M&A(企業の合併・買収)の候補先が運営する葬儀会館を担当者自ら見にいく。建物の新旧、交通事情、地域環境などを歩いて見て回ることもあるそうだ。
人工知能(AI)などの技術がどれだけ発達しようと、最後はやっぱり人の力なのだ。
■伊藤 綾音(いとう・あやね)小売りや情報通信担当。先日久々に浴衣を着るも、着付け動画を何度も巻き戻して大苦戦。文字通り汗びっしょりになり、涼やかなはずの浴衣が台無しになった。