中国当局、一部証券会社に債券取引の法令順守調査を指示=関係筋

AI要約

中国証券監督管理委員会は債券投資の過熱を抑制するため、国内証券会社に債券取引業務のコンプライアンスを確認するよう指示。

中国の金融機関が債券投資に力を入れており、中国人民銀行はバブル懸念を表明。

証監会から公式コメントはまだ得られていない。

中国当局、一部証券会社に債券取引の法令順守調査を指示=関係筋

[上海 9日 ロイター] - 中国証券監督管理委員会(証監会)は債券投資の過熱を抑制するため、一部の証券会社に対し、債券取引業務を調査するよう命じた。関係筋が明らかにした。

通達を受けたのはいずれも国内証券会社で、債券取引のあらゆる業務についてコンプライアンス(法令順守)を確認するよう指示されたという。

証監会からコメントは得られていない。

中国では銀行が預金金利を引き下げ、株式市場は値動きが荒くなっており、大手銀行や保険会社、投資信託、地方の金融機関などがこぞって債券に投資している。

中国人民銀行(中央銀行)はバブルを懸念し、無謀な債券投資に対して繰り返し警告している。