中国人民銀行、7月も金購入見送り 3カ月連続

AI要約

中国人民銀行が3カ月連続で金の購入を見送り、7月末の金保有量は7280万トロイオンスで前月同水準。

金価格の急騰により中国人民銀行が購入を再開する可能性は低く、金価格は今年約16%上昇し史上最高値を記録。

昨年、中国人民銀行は世界最大の金の買い手となり、723万オンスの金を購入。

中国人民銀行、7月も金購入見送り 3カ月連続

[北京 7日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)が7月に金の購入を見送ったことが7日発表の公式データで分かった。購入見送りは3カ月連続。

中国の7月末の金保有量は7280万トロイオンスで、5月末・6月末と同水準。

独立系アナリストのロス・ノーマン氏は「人民銀行が購入を停止しているのは驚きではない」とし、金価格が高止まりする場合、購入を再開する可能性は低いと述べた。

人民銀行は金価格が急騰する中、5月に購入を停止した。金の現物価格は今年約16%上昇しており、7月17日には史上最高値の1オンス=2483.60ドルを付けた。米利下げ観測や地政学的な緊張が背景。

ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)によると、人民銀行は昨年723万オンスの金を買い越し、単独で世界最大の買い手となった。