原付バイクをめぐりバイクメーカーが異例のタッグ ホンダがヤマハに電動原付を供給

AI要約

ホンダは、ヤマハ発動機に電動原付バイクをOEM供給する異例のタッグを組むことを発表した。

両社は新たな排ガス規制によりエンジン性能のままでは生産できなくなることを受けて、電動車へのシフトを急いでいる。

価格の安さで支持を受ける原付バイクにとって、排ガス規制をクリアするための新たな投資が採算難しく、ホンダとスズキは生産終了を検討している。

原付バイクをめぐってバイクメーカーが異例のタッグです。ホンダは、ヤマハ発動機に電動原付バイクをOEM供給=相手先ブランドによる生産を行うと発表しました。

ホンダとヤマハ発動機によりますと、ホンダが手がける原付一種の電動バイク「EM1e:」と「BENLYe:I」をベースとした二輪車を日本市場向けにヤマハにOEM供給することに合意したと発表しました。今後、両社の間で契約締結に向けた検討を進めていくとしています。

ホンダ 武藤裕輔チーフエンジニア

「現状ですね、今、電動車がかなり限定的な台数しか出せていないというところがございますので、そういった意味では両社合わせてというところでの数の効果が期待できる」

原付バイクをめぐっては、排ガス規制の強化で来年11月以降、現在のエンジン性能のままでは新たな生産ができなくなります。

排ガス規制をクリアするためには新たな投資が必要で、価格の安さで支持を受けている原付バイクでは採算をとるのが難しいことから、ホンダとスズキは生産の終了を検討をしていて、電動車へのシフトを急いでいます。