キリンHD、ファンケルTOB価格を2800円に引き上げ

AI要約

キリンホールディングスは、ファンケルへの株式公開買い付け(TOB)の買い付け価格を引き上げ、期間も延長することを決議した。

キリンは買い付け価格を2,690円から2,800円に引き上げ、期間を8月28日まで延長することを発表した。

この変更は、ファンケル株価の動向を考慮し、TOB成立の確度を高めるために行われた。

キリンHD、ファンケルTOB価格を2800円に引き上げ

Kuniko Mutoh

[東京 6日 ロイター] - キリンホールディングス(キリンHD)は6日、6月17日から実施しているファンケルへの株式公開買い付け(TOB)について、買い付け価格を1株2690円から2800円に引き上げ、買い付け期間も8月28日までに延長することを取締役会で決議したと発表した。

キリンは先月29日、買い付け期間を8月13日までに延長したが、買い付け価格については「対象者の価値を十分に反映している」として、2690円で維持していた。

キリンは今回の変更について、買い付け期間延長後も、ファンケル株価が変更前の買い付け価格(2690円)を上回って推移していたなどを踏まえ、TOB成立の確度を高めるために価格の引き上げと期間の延長を決めたとしている。