サンリオ、通期業績予想を上方修正 来場者増・ライセンスも好調

AI要約

サンリオは2025年3月期の業績見通しを上方修正し、好調な業績を示している。

インバウンド需要の回復やライセンス事業の伸びが営業利益や売上高の拡大に貢献している。

会社は年間配当も増額することを発表している。

Kuniko Mutoh

[東京 2日 ロイター] - サンリオは2日、2025年3月期の営業利益見通しを300億円から371億円に、売上高見通しを1103億円から1193億円に上方修正した。

第1・四半期(4─6月)にインバウンド需要の回復で国内の店舗やテーマパークへの来場者が大幅に増加、ライセンス事業も予想を上回る売り上げとなったほか、第2・四半期以降も売上高、利益とも堅調に推移することが見込まれるとしている。

通期営業利益見通しはIBESのアナリスト予想の平均値333億円を上回る。

4─9月期については、営業利益を183億円、売上高を570億円と予想。営業利益は5月予想(126億円)から45.2%、売上高は522億円から9.2%それぞれ上方修正した。

第1・四半期は、営業利益が前年同期比80.2%増の107億円、売上高は同42.3%増の289億円だった。

好調な業績を受けて年間配当を従来予想の27円から37円に増額する。