任天堂の4―6月期は営業益70%減 スイッチ販売台数は46%減

AI要約

任天堂は2024年4─6月期の連結営業利益が前年同期比70.6%減の545億円であることを発表しました。販売数量の減少や収入の減少が影響しています。

営業利益には為替のプラス効果があり、スイッチの販売台数やソフトウェア販売数量が前年同期から大幅に減少しています。

通期の連結営業利益予想は据え置かれ、アナリストの予想平均値は4261億円となっています。

任天堂の4―6月期は営業益70%減 スイッチ販売台数は46%減

Ritsuko Shimizu

[東京 2日 ロイター] - 任天堂が2日に発表した2024年4─6月期の連結営業利益は前年同期比70.6%減の545億円だった。家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」関連のハードウエア、ソフトウエアの販売数量が減少しているほか、前年同期に好調だった「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」関連の収入なども減少した。

営業利益段階で為替は約65億円のプラス効果となっている。4―6月期の為替実績は1ドル155.93円、1ユーロ167.84円。通期の前提は1ドル140円、1ユーロ155円。

4―6月期のスイッチの販売台数は210万台で、前年同期の391万台から46%減となった。ソフトウエアも3064万本で同41%減と大幅減となった。前年同期は「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」の公開や「ゼルダの伝説」の販売などでハード・ソフトともに販売数量は非常に高水準で、今期はその反動が出ている。25年3月通期の連結営業利益4000億円(前期比24.4%減)とする期初計画は据え置いた。スイッチの販売計画も1350万台で変更していない。

IBESがまとめたアナリスト25人のコンセンサス予想平均値は4261億円となっている。