インド自動車販売、7月は大手3社軒並み減少 需要一巡で

AI要約

インドの自動車メーカー大手3社が7月の国内自動車販売台数が減少した理由は、昨年からの繰延需要の一段落。

大手3社の中で、現代自動車、タタ・モーターズ、マルチ・スズキの販売台数が減少し、今年度の自動車販売は減速すると予想されている。

しかし、SUVの販売は裕福な層をターゲットとしており、小型車よりも堅調に推移する見込み。

インド自動車販売、7月は大手3社軒並み減少 需要一巡で

[ベンガルール 1日 ロイター] - インドの自動車メーカー大手3社が1日発表した7月の国内自動車販売台数(卸売りベース)は軒並み減少した。昨年からの繰延需要が一段落したことが理由。

減少率は韓国の現代自動車が3.3%で、4月に始まった今会計年度で初の減少となった。タタ・モーターズは6%で、減少は2カ月連続。最大手のマルチ・スズキは9.6%で、2023年12月以降で初めて減少した。

業界データによると、6月は大手3社で販売台数(小売りベース)全体の約3分の2を占めた。マルチ・スズキのシェアは40%。

アナリストは、今年度の自動車販売(小売りベース)は減速すると予想している。昨年度までの数年間は、都市部の顧客によるスポーツタイプ多目的車(SUV)などの新型車や大型車の購入に伴い、販売は好調を維持していた。

ただ、SUVの販売はより裕福な層を対象としているため、小型車よりも堅調に推移すると見込まれている。