BMWがi7やi5など6車種13モデルの電気自動車にV2LおよびV2H機能を搭載

AI要約

BMWが電気自動車に新機能のV2LとV2Hを搭載する発表を行った。

蓄電した電気を電気機器や家庭用電源に利用可能で、利便性が向上する。

一部モデルはすでにV2H機能を搭載しており、ソフトウェアのアップデートが必要な場合もある。

BMWがi7やi5など6車種13モデルの電気自動車にV2LおよびV2H機能を搭載

ビー・エム・ダブリューはこのほど、電気自動車の「iX1」「iX2」「i5」「i5ツーリング」「i7」「iX」の6車種計13モデルに、車両に蓄えた電気を電気機器に利用できるV2L(Vehicle to Load/ビークル・トゥ・ロード)機能、および車両に蓄えた電気を家庭用電源に利用できるV2H(Vehicle to Home/ビークル・トゥ・ホーム)機能を搭載すると発表した。

急速充電規格CHAdeMo(チャデモ)に専用機器を接続することで、蓄えた電気をV2L機能により電気機器に利用でき、V2H機能により家庭用電源に利用することが可能

電気自動車は、搭載されるリチウムイオンバッテリーに電気を蓄え、蓄えられた電気でモーターを駆動する車両。リチウムイオンバッテリーには大容量の電気を蓄えることが可能で、蓄えられた電気を電気機器や家庭用電源に利用することで、電気自動車は、より利便性が向上することになる。日本で広く普及しており、BMWおよびMINIの電気自動車にも搭載されている急速充電の規格となるCHAdeMo(チャデモ)に専用の機器を接続することで、BMWおよびMINIの電気自動車に蓄えた電気を、V2L機能により電気機器に利用でき、V2H機能(※)により家庭用電源に利用することが可能となる。

※V2H機能による家庭の電源ネットワークへの給電は、災害等による停電時に限られる。詳しくは、BMW正規ディーラー、または、MINI正規ディーラーまで、お問い合わせを。

対象モデル

BMW iX1 eDrive20

BMW iX1 xDrive30

BMW iX2 xDrive30

BMW i5 eDrive40

BMW i5 M60 xDrive

BMW i5 eDrive40 Touring

BMW i5 M60 xDrive Touring

BMW i7 eDrive50

BMW i7 xDrive60

BMW i7 M70 xDrive

BMW iX xDrive40

BMW iX xDrive50

BMW iX M60

上記対象モデルは今年7月生産分以降、V2H機能が搭載されている。なお、それ以前のモデルについては、ソフトウェアのアップデートが必要になる場合があるので、詳しくはBMW正規ディーラーまでお問い合わせを。

なおMINIについては、MINIクーパーE、MINIクーパーSE、MINIエースマンE、MINIエースマンSE、MINIカントリーマンE、MINI カントリーマンSE ALL4に、発売当初からV2L & V2H機能が備わっている。

●BMW公式サイト