5ナンバーサイズのアイシスは[根強いファン]も多かったのよ! 21世紀のトヨタが作った[一代限り]のクルマを一挙に
トヨタの21世紀に発売されて一代限りで生産終了になったクルマ達を紹介。
各モデルの特徴や売れ行き、絶版理由などを紹介。
需要の変化や競合車種の影響で後継車に選ばれず、絶版になったクルマ達。
トヨタと言えばまごうことなき世界トップの自動車メーカーであり、今までに出てきたモデルは多岐に渡る。今回はその中でも21世紀に発売されて、一代限りで生産終了になったクルマ達を一台も余すことなくご紹介していこう。
※本稿は2024年6月のものです
文:永田恵一/写真:トヨタ
初出:『ベストカー』2024年7月26日号
ガイアの後継車的存在となる初代ウィッシュの兄弟車で、こちらは左側がセンターピラーレスとなるスライドドア。堅調に売れたが、乗用車型ミニバンの需要激減により、プリウスαやシエンタを後継車に一代で絶版に。
北米市場向けFFセダン、2代目アバロンを日本市場向けとしたモデル。ボディはカムリより大きく、車格はウィンダムの下に位置する点もアバロン同様。日本人の「高級車とはかくあるべき」、というイメージと乖離していたのが敗因。
120系カローラファミリーの5ドアハッチバック。スポーツモデル以外の面白みは薄いものの、堅実なクルマだったためそれなりに売れたが、後継車に海外で販売していたオーリスが選ばれたため一代で絶版。
チェイサーとクレスタの後継車で、ビスタ店扱い。機能面は110系マークIIにほぼ準じ、問題なかったが、好みが大きく分かれる外観デザインが足枷となり売れなかった。ビスタ店のネッツ店との統合もありマークXを後継車に絶版に。
150系海外カローラファミリーの一台で、北米を主な市場としたデカbB的存在のサイオンxBを日本向けに仕立てた。まずまず売れたが、車種整理のため後継車なく一代で絶版に。ただ、カスタマイズベースの中古車としては悪くない。
3代目プリウスベースの3列シートもあるワゴン。待ち望まれていたモデルだっただけにそれなりの販売実績は残したが、ワゴンと乗用車型ミニバンの需要減もあり、カローラツーリングなどを実質的な後継車に絶版に。