アックマン氏の新ファンド、最終的な調達規模は約20億ドルに

AI要約

投資家のビル・アックマン氏が新規上場するクローズドエンド型ファンド「パーシング・スクエアUSA」について、最終的な資金調達額が約20億ドルになることが明らかになった。

ファンドは1口当たり50ドルで最大4000万口を売り出し、8月6日からニューヨーク証券取引所で取引される予定。

アックマン氏は当初250億ドルを見込んでいた資金調達額を大幅に下回ることになり、最近のクローズドエンド型ファンドへの投資家の警戒感を受けて、25億─40億ドルの調達額を目指していた。

アックマン氏の新ファンド、最終的な調達規模は約20億ドルに

Svea Herbst-Bayliss Niket Nishant

[30日 ロイター] - 米著名投資家でヘッジファンド運用者のビル・アックマン氏は30日、米国で新規上場するクローズドエンド型ファンド「パーシング・スクエアUSA」について、最終的な資金調達規模が約20億ドルになると明らかにした。

パーシング・スクエアUSAは1口当たり50ドルで、最大4000万口を売り出す方針。事情に詳しい関係者の話では、PSUSのシンボルで8月6日からニューヨーク証券取引所で取引される見通しだ。

約20億ドルというのは、クローズドエンド型ファンドの規模としてそれなりに大きい。しかも業界データによると、同ファンドは昨年新規組成がなく、2022年もわずか6本が設立されただけだった。

ただアックマン氏が2月にこの上場計画を発表していた時点で想定していた調達額の250億ドルを大幅に下回ることになる。

先週までにクローズドエンド型ファンドに対する投資家の警戒感が強いことを認識した同氏は24日、調達額を25億─40億ドルにする予定だと説明していた。