大同特殊鋼、4―6月営業益15%増 鋼材販売数は減

AI要約

大同特殊鋼が29日発表した2024年4-6月期の連結決算では、特殊鋼鋼材の販売数量が前年同期比4000トン減少したものの、販売価格の調整により売上収益は微増となった。

中国における日系自動車販売不振の影響などがあったものの、営業利益や税引前利益、四半期利益はそれぞれ増益となった。

原材料やエネルギーコストを価格に反映するなど、大同特殊鋼は厳しい状況の中でしっかりとした業績を上げているようだ。

 大同特殊鋼が29日発表した2024年4―6月期連結決算(IFRS)は、中国における日系自動車販売不振の影響などで特殊鋼鋼材などを中心に、鋼材販売数量(単体)が26万2000トンと前年同期比4000トン減少したが、原材料やエネルギーコストを販売価格に反映したことなどで、売上収益は同0・1%の増収。営業利益が同15・2%、税引前利益が同14・8%、四半期利益が同4・8%の増益となった。