「とび工事業」の倒産、過去10年の最多更新 職人不足やコスト増で相次ぐ業績不振

AI要約
タワーマンションや高層ビルでの建設作業を支える「とび業界」が危機に直面している。2023年度のとび工事業の倒産が過去10年で最多の135件に急増し、主な原因は業績不振である。職人不足やコスト増が業界全体に影響を及ぼしている。建設業界での職人不足が深刻化しており、とび職を希望する若者が少ないことや業界間での人材獲得競争が激しい状況だ。また、とび工事業の休廃業・解散も増加しており、後継者難や職人不足による廃業が問題となっている。2024年3月に建設業の倒産が180件となり、11年ぶりに高水準を記録した。時間外労働規制などの影響が本格化する中、建設現場で不可欠な「とび工事業」の倒産急増は業界全体に深刻な影響を及ぼしている。
「とび工事業」の倒産、過去10年の最多更新 職人不足やコスト増で相次ぐ業績不振