多摩都市モノレール、上北台~箱根ケ崎間延伸の特許を申請 2030年代中頃の開業目指す

AI要約

多摩都市モノレールは、線路延長と新駅設置を国土交通大臣に特許申請し、2030年代半ばの開業を目指す。

新区間は上北台駅から箱根ケ崎駅まで結び、東京都の交通ネットワーク強化戦略に位置付けられている。

建設費は約1290億円で、インフラ部は東京都、インフラ外部は多摩都市モノレールが施行する。

多摩都市モノレール、上北台~箱根ケ崎間延伸の特許を申請 2030年代中頃の開業目指す

 多摩都市モノレールは23日、同社線の上北台~箱根ケ崎間の延伸について、軌道法に基づく特許を国土交通大臣に申請した。

 同社が申請した延伸区間は、現在の終点である上北台駅(東大和市)から西北西に進み、武蔵村山市を経由して西多摩郡瑞穂町のJR拝島線箱根ケ崎駅付近に至るもの。路線延長は約7.0キロで、終点を含め7つの駅を新設する。新駅の駅名については、特許取得以降に検討を開始する予定としている。

 同区間の延伸は、東京都の「『未来の東京』戦略version up 2024」に掲げる「都心・多摩の鉄道ネットワークの強化」の一環として位置づけられているもの。多摩都市モノレールの特許申請に並行し、東京都は都市計画手続などを進めている。 延伸区間のモノレール施設建設については、線路の支柱、桁、駅舎などのインフラ部を東京都が、車両、電車線、券売機など、運行・経営に必要となるインフラ外部を多摩都市モノレールが、それぞれ施行することを基本とする。建設費は、インフラ部が約358億円(税抜)、インフラ外部が約900億円(税込)で、総額約1290億円(税込)を見込む。

 多摩都市モノレールと東京都は、上北台~箱根ケ崎間の延伸について、2030年代半ばの開業を目指すとしている。