デノン新世代アンプ「PMA-3000NE」やDALI「RUBIKORE」登場。マランツM1にも注目

AI要約

2024東京インターナショナルオーディオショウが開幕。今年は7月開催で、200を超えるブランドのオーディオ機器が展示されている。ディーアンドエムホールディングスのブースではデノンやマランツなどが注目されている。

デノンブースでは新時代最上位プリメインアンプ「PMA-3000NE」やデジタルアンプ「Denon Home Amp」が展示されており、特別講演も行われている。DALIコーナーでは特別展示「DALIミュージアム」や日本国内未発表モデル「RUBIKOREシリーズ」のサウンドデモが行われている。

マランツブースではデジタルアンプ「MODEL M1」や各種プレーヤー、スピーカーが展示されており、サウンドデモも実施されている。

デノン新世代アンプ「PMA-3000NE」やDALI「RUBIKORE」登場。マランツM1にも注目

「2024東京インターナショナルオーディオショウ」が開幕。期間は7月26日から28日までの3日間、例年は11月開催のイベントだが、会場の改修工事の都合により今年は7月開催。国内外あわせて200を超えるブランドのオーディオ機器が集結。今年は超大型のハイエンドスピーカーの新製品も多く登場している。

ここでは、デノンやマランツなどディーアンドエムホールディングスのブースをレポートする。

■ デノン

デノンブースの注目は、昨日発表されたばかりの新時代最上位プリメインアンプ「PMA-3000NE」。9月13日発売で価格は528,000円。USB-DAC機能も備えている。

「UHC-MOS(Ultra High Current MOS)FET」をシングルプッシュプルで採用したシンプルなアンプ回路を採用。1ペアという最小単位の素子による増幅にこだわりつつ、さらにシンプル化を推し進め、差動1段アンプ回路を搭載。110周年記念モデル・PMA-A110は差動2段アンプだったが、それと比べても、発振に対する安定性に優れ、特性の異なる様々なスピーカーをより正確に駆動できるとする。

内部の基板を直結させたり、バスバーで接続するなどして、ワイヤー接続を極力減らしているのが特徴。ブースでは天板を外して展示されており、ワイヤーが少ない内部の様子が確認できる。内部パーツも取り出して展示されているため、バスバーがどのように接続されているかを見る事もできる。

ワイヤーにはノイズを拾うアンテナにもなってしまうという弱点があるため、多層基板を使うことでワイヤーを極力削減。従来は2つの基板にまたがっていたものを、1つの基板に集約するといった工夫もしている。

さらに、コンパクトながらHEOSのネットワーク再生機能や、HDMI ARCも搭載したデジタルアンプ「Denon Home Amp」の実機も見ることができる。

また、麻倉怜士氏と辻潔氏(季刊HiVi編集長)による特別講演「Special Talk デノンAVC-A1H meets HiVi」を各日1回実施。AVアンプの「AVC-A1H」とB&Wのスピーカーで構成された7.2.6chのハイエンド・サラウンドシステムによるサウンドデモを実施している。

■ DALIのコーナーにRUBIKORE登場

また、ブースの中にDALIの創業40周年を記念して、DALIブランドの歴史の中でも特筆すべき製品を集めた特別展示「DALIミュージアム」を展開。デンマークのDALI本社からイベントのために特別に借り受けた貴重なモデルも展示している。

さらに、DALIのCEOラース・ウォーレ氏も来日。では、日本国内未発表モデル「RUBIKOREシリーズ」のサウンドデモも実施している。

RUBIKOREシリーズは「RUBIKORE 2」「RUBIKORE 6」「RUBIKORE 8」をラインナップ予定。その3機種も展示されている。価格や発売日は未定だが、年内には上陸する予定。価格イメージとしては、真ん中のRUBIKORE 6が「100万円はしないイメージ」とのこと。

ハイエンドモデル「KORE」で培われた技術をふんだんに投入しつつ、設置しやすいサイズに抑えているのが特徴。KOREからインスピレーションを受けて開発したという低域用のユニットに、ウッドファイバー振動板やSMCドライバーを採用。クラリティ・コーン技術も投入している。

■ マランツ

マランツのブースでは、マランツ、B&W、Classe、AudioQuest製品の展示・デモを実施。注目は、超小型でHEOSのネットワーク再生機能やHDMI ARCも搭載したデジタルアンプ「MODEL M1」で、MODEL M1を使って大型スピーカーを駆動したサウンドも体験できる。

さらに、フラッグシップSACD/CDプレーヤー「SA-10」、ネットワークSACDプレーヤー「SACD 30n」、ネットワークプリメインアンプ「MODEL 40n」によるサウンドデモも実施。

B&Wからは、フラッグシップスピーカー「801 D4」のスペシャルバージョン「801 D4 Signature」を始め、スタンドマウント・スピーカー「805 D4 Signature」、700シリーズのSignatureモデル「702 S3 Signature」、「705 S3 Signature」によるサウンドデモを実施。スピーカーの駆動には、Classeのモノラルパワーアンプ「Delta MONO」を使っている。