住友ゴム、次世代オールシーズンタイヤ「シンクロウェザー」10月発売 新技術でウエットグリップ向上

AI要約

住友ゴム工業は、次世代全天候型タイヤ「SYNCHRO WEATHER」を開発。濡れた路面や低温下でも性能が変わらず、多様な路面状況に対応する。

新製品には「アクティブトレッド」技術を搭載。水に触れると柔らかくなる「水スイッチ」と低温環境で柔らかくなる「温度スイッチ」を採用し、グリップ力を増大させる。

SYNCHRO WEATHERはタイヤ交換の手間を減らし、快適な走行を実現。山本悟社長は「自動車用タイヤの概念を変える」と述べた。

住友ゴム、次世代オールシーズンタイヤ「シンクロウェザー」10月発売 新技術でウエットグリップ向上

 住友ゴム工業は、濡れた路面や低温下で接地面の性能が変わる「アクティブトレッド」の一部技術を搭載した次世代全天候型タイヤ「SYNCHRO WEATHER(シンクロウェザー)」を開発したと発表した。第1弾として10月1日から40サイズを発売する。順次22インチまで合計100サイズ以上に拡大する予定だ。

 新製品に初搭載したアクティブトレッドは、一定時間、水に触れるとゴムの接地面が柔らかくなる「水スイッチ」と低温環境で柔らかくなる「温度スイッチ」を採用。路面に密着するグリップ力を増大した。一方で、乾燥状態や常温では夏用タイヤと同等の剛性を確保した。

 同製品はドライ、ウエット、シャーベット、雪上、氷上といったさまざまな路面状況に対応できるため、タイヤ交換の手間を解消するとともに、快適な走行を実現するとしている。山本悟社長は「今後の自動車用タイヤの概念を変える」と意気込みを語った。