人民元、12月以来の大幅上昇へ 円高と国有銀のドル売りで

AI要約

上海の人民元は対米ドルで0.6%上昇し、昨年12月以来の大幅上昇となる見通し。

元の上昇は、キャリートレード解消のための円買いがドルを圧迫し、大手国有銀行が元の上昇を支えている。

オフショア元も上昇し、夜間取引を含めると大幅な上昇が見込まれる。

人民元、12月以来の大幅上昇へ 円高と国有銀のドル売りで

[上海 25日 ロイター] - 25日の人民元相場は対米ドルで0.6%上昇し、昨年12月以来の大幅上昇となる見通し。円の反発のほか、国内外での国有銀行による元買いに支えられている。

スポット人民元は国内での通常取引を5月17日以来の高値となる1ドル=7.2203元で終えた。

夜間取引でこの上昇を維持すれば、1日の取引として昨年12月以来の大幅上昇となる。

元の上昇は、キャリートレード解消のための円買いがドルを圧迫したことを受けている。

また関係筋2人によると、元押し上げのため大手国有銀行がオンショアとオフショアで積極的にドル売りに動いていた。

オフショア元は7.2037元まで上昇し、0830GMT(日本時間午後5時30分)時点では7.2206元。前日終値は7.2620元。