パナ超高級ドライヤー ナノケア史上最高のうるおい&速乾

AI要約

パナソニックは、高級ヘアードライヤー「ナノケア」新ラインを発売。ナノイーを搭載し、最高のうるおいを実現。

4つのパーソナルメニューで髪の悩みに合わせたケアを可能に。水分発生量が10倍に進化した高浸透ナノイーを採用。

高回転モーター搭載でナノケア史上最高の速乾性能を実現。デザインも一新し、直感スマートUIを採用。

パナ超高級ドライヤー ナノケア史上最高のうるおい&速乾

パナソニックは、ヘアードライヤー「ナノケア」の新ライン「nanocare ULTIMATE EH-NC80/EH-NC50」を9月1日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は順に85,000円前後、60,000円前後。

新開発の「高浸透ナノイー(第2世代)」を搭載し、ナノケア史上最高のうるおいを実現するという。また、高浸透ナノイー、ミネラル、マイナスイオンの発生量を個別に調節する4つ(EH-NC50は3つ)のパーソナルメニューを用意し、悩みに合わせてなりたい髪へ導く。

同社によると、国内では3万円以上の高級ドライヤー市場が急拡大しているという。新製品は、自分らしさを実現するためにヘアサロンやヘアケア剤など「自己投資」している人がターゲット。また、ナノケアシリーズはナノイーによる「しっとり感」が好評だが、新製品ではパーソナルメニューによって、ボリュームを出したいといったニーズにも対応する。

水分発生量が従来機EH-NA0J比で最大10倍に進化した「高浸透ナノイー(第2世代)」を搭載。ナノサイズの水分がキューティクルのすき間から内部へ浸透することで、髪のうるおいが1.2倍にアップするという(MOIST使用時)。

ナノイー発生デバイスの電極には、加工が難しいとされるチタンが用いられている。新製品では精密加工技術により、電極の突起を従来の2個から4個へ増加。

また、ナノイーは空気中の水分に高電圧をかけることで生成されるが、電圧が常時一定だと発生しづらくなってしまう。放電方式を毎秒1,000回のパルス放電へと進化させた。「電極形状と放電方式の変更には5年を費やしたが、これらの進化によって水分発生量の大幅なアップを実現した」としている。

さらに高回転モーターを新搭載。高圧、高速の風を新速乾ノズルが拡散し、広い範囲に風を届けることで、ナノケア史上最高という従来比1.5倍の速乾性能を実現する。風量は0.8m3/分。

髪悩みに合わせた4つのパーソナルメニューを搭載。高浸透ナノイー(補水)、ミネラル(補修)、マイナスイオン(補正)の3つのケア成分の発生量を調節することで、目的に合わせたケアを可能にする。なお、ミネラルとは亜鉛電極を含む放電ユニットから発生する亜鉛粒子のこと。

高浸透ナノイー(第2世代)をメインで発生させ、しっとりまとまる髪へ導く「MOIST」、3つのケア成分をバランスよく発生させ、クセを伸ばして指通りをよくする「STRAIGHT」、ミネラルをメインで発生させ、ふんわりとしたボリュームを出す「AIRY」、マイナスイオンをメインに、さらさらな髪に仕上げる「SMOOTH」を用意する(SMOOTHはEH-NC80のみ)。

運転メニューは上記4種類のみで、電源スイッチをONにした後、好みのメニューに設定して使用する。運転メニューは記憶され、前回使用時のメニューで運転開始する。風量は3段階調節、風温はHOT/COLD/HOT⇔COLD(自動切替)/SCALP/SKINのほか、HOTとCOLDの自動切替も用意。

デザインも一新し、なめらかな美髪をイメージしたスリーク・モノフォルムに仕上げた。また、多彩なメニューをわかりやすく表示する直感スマートUIを採用したカラー液晶を搭載する。本体カラーはEH-NC80がオーセンティックブラウン、EH-NC50はクラフトブラック。

本体サイズは173×79×210mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約590g。電源コード長は約1.7m。電源はAC100V。消費電力は1,200W。セットノズル、ボリュームアップ&ストレーター、本体スタンド、ノズルスタンドが付属(EH-NC50はセットスタンドのみ)。

なお、新製品を先行体験できるキャンペーンを同社の体感拠点「Panasonic Beauty OMOTESANDO」(東京都渋谷区)で実施する。

■ 実際に体験! 使ってすぐわかる「うるおい感」

実際に「nanocare ULTIMATE EH-NC80」で髪を乾かしてみる。公式サイトから利用できる「ヘアケアカウンセリング」で、ダメージや悩み、なりたい仕上がりを回答すると、「MOIST」メニューをおすすめされた。

メニューを「MOIST」、風量を「強」に設定し、少し濡らした髪を上から下に風を当てるようにして乾かしていく。筆者の髪はブリーチを繰り返してパサパサなのだが、すでにこの段階でしっとりしてきた。

風量は0.8m3/分とのことだが、数字で見るよりもかなり多く感じるほど、風圧がしっかりしている。なお、担当スタッフによると、乾かしているあいだに本体を振る必要はないとのこと。

9割ほど乾かした後、風量「弱」、風温「HOT⇔COLD(自動切替)」の毛先集中モードに設定。手ぐしで髪をとかしながら髪の内側と外側から風を当てる。指示通りに乾かしていると、だんだん髪にツヤが生まれ、パサついて広がっていた髪がまとまって落ち着いたように見える。手触りもしっとり。

一時的なものかと思ったが、帰宅してこの原稿を書いている今もうるおいやまとまりは失われておらず、ついつい髪を触って確かめたくなってしまうほどだ。

■ その人、そのときにあったパーソナルケアを

パナソニック ビューティ・パーソナルケア事業部 ビューティブランドマネジメント部 ヘアケア商品企画課の髙野創志さんは、新搭載のパーソナルメニューについて「髪の悩みは人それぞれ違うが、一人の人でも髪の状態や悩みは変化する。その人、そのときにあったパーソナルメニューを作ろうと思った。なりたいスタイルにドライヤーが導いてくれることで、億劫だった髪を乾かす時間を楽しめるようになると思い企画しました」とコメント。

また、ヘアメイクアップアーティストの計良宏文さんは「最近は少し落ち着いてきましたが、ハイトーンにされる方が非常に増えました。そういったカラーリングなどによるダメージに対するヘアケアの意識は高まっているのではないかと思います」と解説している。

「新製品はナノイーデバイスやモーターなど、すべてが新しくなっているため、開発は大変でした」と髙野さんは説明。パーソナルメニューにおいては、ナノイー、ミネラル、マイナスイオンの発生量を調節しているが、髪の仕上がりには風量や風温も関わってくる。組み合せが無数にあるなかから、最適なところを見つけることに苦労したという。