閲覧履歴の利用廃止を撤回 米グーグルが方針転換

AI要約

米グーグルは、サードパーティー・クッキーの廃止方針を撤回し、代替のプライバシー保護機能を導入すると発表した。

英国の競争当局や広告業界の反實を受けての決定で、利用者に新しい選択肢を提供するという。

新しい機能は、クロームに搭載され、利用者がいつでもプライバシーオプションを変更できるようになる。

 【ニューヨーク共同】米グーグルは22日、インターネットの閲覧履歴などをサイト運営者以外の「第三者」が収集し、広告に利用する「サードパーティー・クッキー」の仕組みについて、廃止するとの従来方針を撤回すると発表した。代替のプライバシー保護機能を設けて維持する。英国の競争当局や広告業界が、機能廃止は競争を阻害する恐れがあると反発したことを受けて判断した。

 グーグルは22日、自社ブログで「利用者が選択できる新しいアプローチを導入する」と表明。自社のインターネット閲覧ソフト「クローム」にプライバシーに配慮した新しい機能を取り入れ、利用者がいつでも選択を変更できるようにすると説明した。