企業の出張費、北米などでコロナ禍前に回復 アジア・欧州は低調

AI要約

2023年に企業の出張費が回復している地域として北米や中南米、中東、アフリカが挙げられ、世界全体の出張費は前年比30%増の1兆3400億ドルに達したが、コロナ禍前の水準を約7%下回っている。

アジア太平洋地域では中国を含めて韓国とインドでの支出が増加している一方、西ヨーロッパも33%増加しているが、コロナ禍前の水準を6%下回っている。

国際ビジネス旅行協会(GBTA)は出張費が24年末までに1兆4800億ドルに達し、パンデミック前の記録である1兆4300億ドルを上回ると予測している。

企業の出張費、北米などでコロナ禍前に回復 アジア・欧州は低調

Doyinsola Oladipo

[ニューヨーク 22日 ロイター] - 国際ビジネス旅行協会(GBTA)が22日発表した報告書によると、2023年の企業の出張費は北米や中南米、中東、アフリカ地域でコロナ禍前の水準まで回復した。

ただ、世界全体では前年比30%増の1兆3400億ドルとなり、コロナ禍前の水準を約7%下回った。

アジア太平洋地域は、韓国とインドでの支出がそれぞれ前年比27%と22%増加した。一方、中国は前年比9%増加したものの、コロナ禍前の水準には戻っていない。

西ヨーロッパも33%増加したが、コロナ禍前の水準を6%下回った。

GBTAは出張費が24年末までに1兆4800億ドルに達し、パンデミック前の記録である1兆4300億ドルを上回ると予測している。