【コンビニ3社の“塩むすび”を実食比較】味のアクセントが楽しめるセブン、ふっくら食感のローソン、食べごたえのファミマ…シンプルさの中にも違いあり

AI要約

コンビニで販売されているおにぎりのなかで、もっともシンプルな塩むすびをセブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートの3社が販売している。それぞれの商品の重量や塩加減には微妙な違いがあり、味わいを比較することでそれぞれの特徴が浮かび上がる。

セブン-イレブンの『塩むすび』はふっくらした食感で米の粒も感じられ、塩味には一定のムラがある。一方、ローソンの『青森県産米青天の霹靂 塩にぎり』はお米の甘みが際立ち、塩味は控えめ。それぞれの商品にはお米へのこだわりや特色が見られる。

コンビニご飯の定番である塩むすびを比較しつつ、それぞれの商品の特徴や味わいを楽しむことができる。おにぎり好きにはたまらない食べ比べの機会となるだろう。

【コンビニ3社の“塩むすび”を実食比較】味のアクセントが楽しめるセブン、ふっくら食感のローソン、食べごたえのファミマ…シンプルさの中にも違いあり

 コンビニで販売されているおにぎりのなかで、もっともシンプルな塩むすび。セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートの大手コンビニ3社が、それぞれ定番商品として販売しているが、シンプルな商品とはいえどんな違いがあるのだろうか。マネーポストWEBの庶民派グルメ担当記者・Aが、実際に食べ比べてみた。

 コンビニ3社が、2024年7月の時点で販売している塩むすびは以下の通り。いずれも都内の店舗で購入した。

・セブン-イレブン『塩むすび』

価格:113円

カロリー:173kcal

重量(実測値):104g

・ローソン『青森県産米青天の霹靂使用 塩にぎり』

価格:117円

カロリー:200kcal

重量(実測値):124g

・ファミリーマート『塩おむすび』

価格:110円

カロリー:192kcal

重量(実測値):114g

 重量ではローソンがもっとも重く、セブン-イレブンとの差は20g。見た目のサイズ的にもローソンの『塩にぎり』が少々大きめにも見えるが、そこまで顕著な違いはない。

 まずはセブン-イレブンの『塩むすび』を実食した。

「ひと口かじると、けっこうふっくらしているのに驚きます。米の粒も感じられるし、食感がすごくいい。“握りたてのおにぎり”とまではいかないものの、コンビニおにぎりとしてはなかなかのクオリティーだと思います」(記者A・以下同)

 では、塩加減はどうだろうか。

「最初に食べた部分はあまり塩っ気を感じられなくて、素材重視なのかなと思ったんですが、食べ進めていくと急に塩っ気が多い場所が出てきます。あえてムラがある作りにしているのかどうかはわかりませんが、お米の味を楽しむ部分としょっぱさを楽しむ部分があり、味のアクセントの変化が印象的印象です」

 つづいて、3社の中では唯一使用する米の銘柄が商品名に入っている、ローソンの『青森県産米青天の霹靂 塩にぎり』。

「こちらはかなりふっくらしていて、最近の人気の“握らないおにぎり”に近い印象です。お米のおいしさがダイレクトに感じられて、食べていくうちにお米の甘みもしっかり感じられました。お米の銘柄を商品名に入れているだけあって、素材へのこだわりが見えました」

 塩味については、控えめだったようだ。

「塩がそこまで主張していない分、お米の味が際立っていたと思います」