フツーの顔して300馬力!! 前期型[WRX S4]がとうとう110万円台に! それでも後期型をオススメする理由とは

AI要約

初代WRX S4は高性能なクルマでありながら見た目は平凡である、「羊の皮を被った狼」の代表例。エコ性能を重視する現代においては珍しい存在だが、中古市場では比較的入手しやすいモデルとなっている。

中古車購入ポイントとしては、改良型を選ぶことをおすすめし、予算目安は約110万~490万円。特に2017年以降の改良型を選ぶと、快適な走りと乗り心地を楽しめるだろう。

2014年から2021年まで販売されたWRX S4は中古市場でも比較的入手しやすく、230台以上の流通量がある。新車価格と比べると中古価格は幅広いので、自分に合った予算とコンディションで購入できるだろう。

フツーの顔して300馬力!! 前期型[WRX S4]がとうとう110万円台に! それでも後期型をオススメする理由とは

 見た目は平凡だが、実は高性能なクルマを表す言葉、「羊の皮を被った狼」。スポーツカー然としたクルマよりこちらのほうが好きという人もいるだろう。エコ性能重視の近年、こういうクルマは激減しているが、中古車であれば充分探すことができる。ここでは初代スバル WRX S4の狙い目や中古相場をご紹介する。

※本稿は2024年6月のものです

文:伊達軍曹/写真:スバル、ベストカー編集部 ほか

初出:『ベストカー』2024年7月10日号

 初代レヴォーグと共通のFA20型2Lターボエンジンに大容量CVT「スポーツリニアトロニック」を組み合わせた4WDのスポーツセダン。FA20型エンジンの最高出力は、同世代のWRX STIとおおむね同等の300ps。

 ●中古車購入ポイントは?

 モデル全体としての中古車流通量は230台以上と豊富で、価格的にも安いものであれば、総額110万円程度から検討可能。

 とはいえ大幅改良前の前期型(アプライドA~C/2014年8月~2017年5月)は足がけっこう硬い。そのため、できれば2017年7月以降の大幅改良型(アプライドD)またはそれ以降の改良型を選びたい。その場合の予算目安は180万~290万円だ。

 「自分は硬めの前期型でもOKだぜ!」という人にも、少なくとも2015年6月30日からのアプライドB以降をお薦めしたい。

 ●スバル WRX S4(初代)

・中古相場:約110万~490万円

・新車時価格:334.8万~474.1万円

・年式:2014~2021年

・入手しやすさ:★★★★★

・中古車オススメ度:★★★★☆