ECBの戦略見直し、物価目標や金利見通し巡り議論せず=総裁

AI要約

ラガルド総裁は次回の戦略見直しでインフレ目標や金利見通しなどの重要な問題は議論されないと述べた。

今回の見直しは中間的な評価であり、将来の包括的見直しではない。

戦略見直しは比較的早期に始まり、25年後半に完了する予定。

ECBの戦略見直し、物価目標や金利見通し巡り議論せず=総裁

[フランクフルト 18日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は18日、次回の戦略見直しではECBのインフレ目標数値や金利見通しの公表などいくつかの重要な問題は議論されないと述べた。

ECBは2021年に前回の戦略見直しを実施した際、25年に新たな見直しを実施すると発表していたが、ラガルド総裁はこの日、今回の見直しは中間的な評価であり、新たな包括的見直しではないと表明した。

ラガルド総裁は「対称的な2%の中期目標に関する議論を意図的に排除したため、インフレ目標については議論されないだろう」とし、「将来的にはECBの次期総裁によって議論されるかもしれないが、私の任期中には議論されない」とした。

また米連邦準備理事会(FRB)が使用しているドットチャートの導入についても議論しないとした。

ラガルド総裁によると、戦略見直しは比較的早期に開始され、25年後半に終了する。