ロシア産塩サケを「北海道産」として販売 愛知のスーパーヤマナカ

AI要約

愛知県内のスーパーでロシア産の塩サケを「北海道産」と表示して販売した事件が発覚し、東海農政局が対応を指示した。

該当スーパー4店舗で8カ月から1年10カ月にわたり7934パックの産地誤表記が行われていたことが明らかになった。

問題の原因は社内連絡が店舗で正しく伝わらなかったことであり、再発防止策を講じることが必要とされている。

ロシア産塩サケを「北海道産」として販売 愛知のスーパーヤマナカ

 愛知県内のスーパーでロシア産の塩サケを「北海道産」と表示して販売したとして、東海農政局は17日、中部地方を中心にスーパー61店舗を展開するヤマナカ(本社・名古屋市中村区)に対し、原因の究明・分析や再発防止策の実施などを指示した。

 同局によると、庄内通店(名古屋市西区)▽西枇杷島店(清須市)▽高浜店(高浜市)▽豊田陣中店(豊田市)――の県内4店舗で2022~23年、8カ月間~1年10カ月間にわたり、産地誤表記の塩サケ計7934パックを販売した。

 同社によると、仕入れていた塩サケの産地が21年12月、北海道からロシアに変更。4店舗には社内ネットワークなどを通じて連絡したが、店舗側がそれを認識したかどうかのチェックを怠ったことが原因という。同社は「深くおわび申し上げます。重く受け止め、産地表示の勉強会を開くなどして適正な表示での販売を徹底します」と話している。【荒川基従】