東海カーボン、黒鉛電極の生産体制再構築

AI要約

東海カーボンは16日の取締役会で、黒鉛電極生産体制の再構築策を2025年7月までに実施することを決定した。

具体的には、日本と欧州の能力を年間3万2000トンに削減し、滋賀工場の生産を終了して日本の拠点を防府工場に集約する。

この再構築策は世界的な電極需要低迷や市況低迷に対応し、生産効率を上げ競争力を高める狙いがある。

 東海カーボンは16日の取締役会で、黒鉛電極生産体制の再構築策を決め、2025年7月までに日本と欧州の能力を年間3万2000トンに削減すると発表した。現状5万6000トンから43%減らす。滋賀工場の生産を来年7月末までに終了し、日本の拠点を防府工場に集約する。世界的な電極需要低迷、中国、インド勢の安値攻勢、市況低迷に対応して生産効率を上げ、競争力を高める。