なぜ“手巻き式”? 元祖ミリタリーのDNAと改良デザインが融合! 新たに復刻されるタイメックスの機械式「キャンパー」の魅力とは

AI要約

タイメックスは170周年を迎え、ベトナム戦争時に作られたミリタリーウォッチを語る。

ミリタリーウォッチの元祖「キャンパー」が復刻され、手巻き式ムーブメントを搭載。

「MK1 Mechanical」はデザインのアップデートや防水性能が向上し、コーディネートの幅が広がる。

なぜ“手巻き式”? 元祖ミリタリーのDNAと改良デザインが融合! 新たに復刻されるタイメックスの機械式「キャンパー」の魅力とは

 “アメリカNo.1ウォッチ”、世界で最も知名度のある時計ブランドとされるタイメックスは、今年で170周年となる長い歴史を誇ります。

 このブランドの歴史を語る上で欠かせないのが、ベトナム戦争時にアメリカ軍からの要請で作られたミリタリーウォッチです。

 その使い勝手から市販品でのニーズも高まり、1980年代に誕生したのが、今なお圧倒的な人気を誇る定番ミリタリーウォッチのご存じ「キャンパー」。

 今回、好評を受けて2年ぶりの復刻となる「MK1 Mechanical」は、「キャンパー」の元祖たるミリタリーウォッチと同様に、電池交換不要の手巻き式ムーブメントを搭載したモデル。

 戦時中は、電池切れや電池交換の手間がなく扱えるため手巻き式が採用されたといいます。

 2015年に日本企画として復刻した「キャンパー」ではその当時、精度や価格の面でクォーツ式のムーブメントを採用となりましたが、「MK1 Mechanical」での元祖モデルを受け継ぐ手巻き式ムーブメントの採用により、ブランドの歴史を改めて表現し、タイメックスファンに高い満足感をもたらしました。

 レジンなども採用されている「キャンパー」のケースですが、この「MK1 Mechanical」ではタフなステンレススチールに変更され、タイメックス社のクリエイティブ・ディレクター、ジョルジオ・ガリのデザインにより、文字盤の印象もアップデート。

 文字盤と2層ファブリックによるストラップはミリタリーグリーンでアクティブな印象も醸し出しますが、普段使いとしても優しくまとまる落ち着いたカラーがうれしいところ。

 さらに、従来はラグ一体型となっていたケースを、セパレートタイプに見直すことで、引き通しタイプ以外のストラップも使用可能となり、コーディネートの幅も広がっています。

 ケース径はレギュラーの「キャンパー」の34mmよりもわずかにゆとりを持たせた36mm。価格もお手頃ですが、それでいて5気圧(50m)防水という安心の性能を搭載し、やはりその実用性と扱いやすさが魅力の大きな柱に。

 元祖ミリタリーの歴史を感じさせるデザインに、機械式ならではの手巻きの魅力を添えた「MK1 Mechanical」。

 気軽に楽しめる手巻き式時計として、1本コレクションに加えてみてはいかがでしょうか。

●製品仕様

「MK1 Mechanical(エム・ケー・ワン メカニカル)」

・価格(消費税込):3万7400円

・ムーヴメント:手巻き式

・ケース径:36mm

・ラグ幅:18mm

・ケース素材:ステンレススチール

・ストラップ:2層ファブリック

・防水:50m防水(5気圧防水)