トランプ氏、大統領選まで利下げ望まぬ考え インフレ抑制を優先?

AI要約

トランプ前大統領がFRBによる11月の利下げに反対を表明

トランプ氏はインフレの懸念を示し、金利を現状で維持する必要性を主張

市場の期待を逆撫でするトランプ氏の発言

トランプ氏、大統領選まで利下げ望まぬ考え インフレ抑制を優先?

 米国のトランプ前大統領はブルームバーグ通信のインタビューに応じ、米連邦準備制度理事会(FRB)は11月にある大統領選まで、利下げをするべきではないとの考えを明らかにした。物価高(インフレ)が収まるまでは、政策金利を高く維持する必要性を主張したものとみられる。同通信が16日報じた。

 トランプ氏は、「インフレについて研究してきた」と説明。「多くの国を振り返ってみると、インフレが国を壊してきた」と述べ、「経済が回復するまで、今は金利を現状で維持する必要がある」と述べた。

 米国の6月の米消費者物価指数(CPI)は約4年ぶりに前月比でマイナスを記録。市場ではFRBが9月に利下げに動くとの観測が強まっている。トランプ氏の発言は、こうした市場の期待に冷や水を浴びせるものだ。