AKのカジュアルブランド「ACTIVO」復活、木製プレートで音を調整したイヤフォン

AI要約

ポタフェス2024 夏 秋葉原が13日、ベルサール秋葉原で開幕。会期は14日まで。130ブランドが集結し、注目のブースを紹介する。

Astell&KernがSR35 Purpleを参考展示。A&norma SR35の限定カラーで、約11万円で8月頃発売予定。

ACTIVOがAndroid搭載DAP「ACTIVO P1」を発表。77,000円で7月27日から発売予定。

AKのカジュアルブランド「ACTIVO」復活、木製プレートで音を調整したイヤフォン

「ポタフェス2024 夏 秋葉原」が13日、ベルサール秋葉原で開幕した。会期は14日まで。入場無料で、事前登録なしのフリー入退場。約130ブランドが国内外から集結しており、ここではアユートブースをレポートする。

■ Astell&Kern

Astell&Kernのコーナーでは、DAP「A&norma SR35」の限定カラー「SR35 Purple」を参考展示している。限定生産モデルとして8月頃発売予定で、価格は約11万円の見込み。

カラー以外は通常のSR35と同じで、Cirrus Logic製DAC「CS43198」を4基搭載したQuad DAC構成。Dual DACとQuad DACを切り替えることが可能な「Dual/Quad DACスイッチングモード」も備える。さらに、フラッグシップモデルで搭載された新世代アンプ技術も搭載している。

さらに、Astell&Kern×Empire Earsのコラボ新イヤフォン「NOVUS」も登場。こちらも8月頃の発売予定で、限定生産モデル。価格は未定だが、約90万円のイメージだという。

片側13ドライバーのクアッドブリッド構成ハイエンドモデルで、デュアルW9+ダイナミックドライバーと、デュアル骨伝導ドライバー/クアッド静電ドライバー、さらにカスタマイズBA×5基を内蔵する。筐体には6061-T6アルミハウジングを採用。24K金メッキも使っている。ケーブルは特注の23.7AWGリッツ4芯ハイブリッドケーブル。

■ ACTIVO

AKカジュアルブランドである懐かしの「ACTIVO」が再始動。発表されたばかりのAndroid搭載DAP「ACTIVO P1」が、ブースに登場。7月27日から直販サイトと正規取扱販売店にて発売となり、価格は77,000円。

筐体はアルミ製で、手のひらサイズのコンパクトな設計で握りやすい。近年の高級DAPと比べると、軽量に感じられ、気軽に持ち歩けそうだ。

ブランドで初めてAndroid OSを採用したDAP。4.1型スクリーンと、Octa-core CPU、デュアルバンドWi-Fiを搭載し、手軽に様々なストリーミングミュージックを楽しめる事をコンセプトとしている。

PCやスマホとの連携も強化し、USB DAC機能時にサウンド関連設定が可能。充電モード切り替えによりバスパワー充電と内蔵バッテリー駆動の切り替えも可能。約1mのUSBケーブルのほかに、約10cmのショートUSB-Cケーブルも付属する。

Bluetooth 5.3準拠。SBC、AACのほか、aptX HDとLDACもサポートしており、Bluetooth DACとしても使用できる。

DACはESS「ES9219Q」をデュアルで搭載。独自のTERATON ALPHA AMPと組み合わせ、Astell&Kernサウンドチームによるサウンドチューニングを施している。AKMのサンプルレートコンバーターAK4137EQを使用したデジタルオーディオリマスター(DAR)機能も利用可能。

■ Empire Ears

Empire Earsの新イヤフォンは「TRITON」。秋頃発売予定で、価格は約33万円のイメージ。

ユニット構成はトライブリッドで、高質量骨伝導ドライバー×2、高精度BA×1、9mm径のW9+サブウーファー×1を搭載。周波数特性は5Hz~40kHz。感度は99dB@1kHz。4.4mmの金メッキプラグを採用し、イヤフォン側の端子はカスタムIEM 2pin。

■ qdc

qdcコーナーには「WHITE TIGER II」が参考出品されている。秋頃発売予定で、約18万円のイメージ。カスタムIEMに匹敵する装着感を実現しつつ、ユニットは6BA + 2ESTのハイブリッド構成。BAは低域×2、中域×2、高域×2。超高域は2基のEST(静電ドライバー)で担当する。

入力プラグは2.5mm、3.5mm、4.4mmの変更が可能な3 in 1プラグを採用。イヤフォン側はIEM 2pinコネクターを使っている。

qdcの人気イヤフォン「SUPERIOR」に限定カラー「Rondo Purple」が登場。実機を見ることができる。アユートとqdcの共同企画で開発したもので、7月13日より直販サイトと正規取扱販売店にて発売。価格は14,300円。日本限定モデルとなっており、アンバサダーには「アイドルマスター シンデレラガールズ」の人気アイドルである「神谷奈緒」を起用している。

SUPERIORをベースに、ミラーパネルデザインフェイスプレートとキャリングケースのカラーをパープルカラーに変更したリミテッドエディション。本体のロゴカラーにはゴールドを採用し、美麗なデザインに仕上げている。

■ Maestraudio

Maestraudioブランドからも、新たなイヤフォンが参考出品されている。型番は「MA910SR Wood」で、秋頃の発売予定。価格は約2万円のイメージ。限定生産になる可能性もあるという。

型番からわかる通り、ブランド第3弾イヤフォン「MA910SR」をベースとしており、オリジナルのパッシブ型セラミックツイーター「RST」を搭載したり、Pentaconn earコネクター搭載によってリケーブルに対応しているが、大きな特徴として、従来のアルミではなく、木製のフェイスプレートを採用している。

一般的に、木をハウジングに採用したヘッドフォンなどは、木の響きも楽しむ製品が多いが、MA910SR Woodの場合は響きを付加するのではなく、抑え、コントロールする目的で木製フェイスプレートを採用。木の素材も、それに適したものを探して採用したという。これにより、非常にクリアなサウンドを実現したとする。

また、木製フェイスプレートで響きをコントロールできるため、MA910SRに内蔵している音響補正デバイス「HDSS」は非搭載となっている。付属ケーブルの入力プラグは3.5mmのL字型。

■ ULTRASONE

ULTRASONEからは、2つのヘッドフォンが参考出品されている。「Signature FUSION」と「Signature FUSION Open Back」で、どちらも秋頃に発売予定。価格は約7万円のイメージ。名前の通り、開放型もラインナップしているのが特徴。

45mm径のチタンプレイテッドマイラードライバーを搭載。密閉型は3Dプリントでハウジングを作っており、角が丸みを帯びているなど形状も密閉モデルとやや異なる。

■ AZLA/Luminox Audio

AZLAからもイヤフォン新モデル「HORIZON II」が参考出品。秋頃発売予定で、約2万円のイメージ。

10mm径のベリリウムコーティングドライバーを採用するほか、共振を防ぐためにアルミニウムのシェルを採用。プレミアムなウィーヴィングケーブルも同梱する。イヤフォン側は2pinコネクター、入力端子は3 in 1のマルチプラグを採用する。

さらに、小型のUSB DAC「Smart DAC A100」も展示。秋頃発売予定で、手に届きやすい2,000円程度のイメージとのこと。

Luminox Audioからは、2つのイヤフォンが参考展示。「Twilight(仮)」は2BA + 1DDのハイブリッド、「Studio 5 Drivers(仮)」は)4BA + 1DDの5ドライバー構成。どちらも発売時期や価格は未定。

さらに、豪華なハードケースに収納され、バンナイズとコラボしたオリジナルキャリングケースも付属するケーブル「Luminox 4.4(仮)」も参考出品している。