グラデのターコイズブルーは何を表現？ 300m防水の本格ダイバーズウォッチは機能充実！ オリス「アクイス」新作の実力とは

　今年120周年を迎えたスイスの名門ウォッチブランド・オリスは人気モデルとしてダイバーズウォッチの「アクイス」を展開するなど、そのラインナップにおいても、“海”とは切ってもきれない関係性のブランドです。

　2018年からは、オーストラリアの「サンゴ礁復元財団」の公式スポンサーとなっており、今回の限定モデル「グレートバリアリーフ リミテッドエディション IV」は、その美しい文字盤だけでなく、売り上げが同団体への支援にも繋がるというエシカルな面も魅力的なモデルです。

　ベースとなるのは前述の人気ダイバーズ「アクイス デイト」43.5mm。

　シンプルな文字盤に、美しいターコーイズブルーのグラデーションが施されていますが、これはもちろんオーストラリア北東部に位置する世界最大のサンゴ礁群・グレートバリアリーフを表現したもの。

　文字盤にはサンレイ加工が施されていますが、多くの時計では文字盤中心から伸びるサンレイ加工が、この限定モデルでは12時位置を起点としており、グラデーションの表現と相まって、まさに海中からサンゴの視点で太陽を眺めているかのよう。

　シンプルな文字盤デザインでありながら、グレートバリアリーフを上空から眺めたようでもあり、海中から見た光景のようでもあり、ダブルミーニングのように解釈の幅を楽しめる文字盤となっています。

　ケースやブレスレットはシンプルなステンレススチール。逆回転防止ベゼルではグレーのタングステンによるインサートという極めてシンプルな構成により、この文字盤の存在感を強調しています。

　ムーブメントは自社製のオリスキャリバー400を搭載し、5日間のパワーリザーブや耐磁性、30気圧（300m）の防水性能を持ち、10年間メンテナンス不要という高精度を誇ります。

　世界限定2000本にて発売され、裏蓋にはシリアルナンバーだけでなく、サンゴを描いた特別な刻印が施され、海への愛とウォッチのコンセプトを表現。

　世界自然遺産にも登録されているグレートバリアリーフですが、現在、サンゴ礁の約73%が、過去8年間において5回目となる白化現象にみまわれているという危機的状況に。

　サンゴ礁復元財団では、そういった環境変化に対応できるようサンゴ礁を育成する活動を続けており、この特別な魅力を持つダイバーズの購入が、グレートバリアリーフの未来へと繋がっていきます。

●製品仕様

「グレートバリアリーフリミテッドエディション IV」

・価格（消費税込）：66万円

・ムーブメント：オリスキャリバー400

・パワーリザーブ：120時間（5日間）

・ケース：マルチピースステンレススチールケース、タングステンインサートの逆回転防止ベゼル

・サイズ：43.5mm

・文字盤：ブルーグラデーション

・ルミナスマテリアル：インデックスとセンター針にスーパールミノバ塗布

・風防：サファイアクリスタル、両面ドーム加工、内面無反射コーティング

・ケースバック：ステンレススチール、ねじ込 み式、特別刻印

・オペレーティングディバイス：ステンレス製ねじ込み式リューズ

・ブレスレット：マルチピースステンレススチールケース、オリス特許クイックストラップチェンジシステム、セキュリティフォールディングクラスプ、オリス特許クイックアジャストクラスプシステム

・防水：30気圧（300m）