松屋銀座、セール1カ月遅く 百貨店で異例、長い夏想定

AI要約

松屋銀座が大手百貨店より1カ月遅く夏のバーゲンセールを開催することが決定した。暑い時期を考慮し7月下旬に始める異例の試みだ。

松屋銀座のセールがアパレル業界などから歓迎される理由とは。夏のセールは業界で重要な時期であり、開催時期の変更が業界全体に影響を与える可能性がある。

昨年の松屋銀座のセール期間から1週間延長され、7月19~30日に開催される。今年のセールに注目が集まる。

 百貨店の松屋銀座(東京)が今夏のバーゲンセールの開催を、競合する大手百貨店と比べて1カ月近く遅らせることが11日、分かった。暑い時期が長期化すると想定して7月下旬に始める。大手百貨店は6月下旬ごろに始めるのが慣例で、松屋銀座の試みは異例だ。

 松屋銀座の担当者は「定価でも売れる時期に値下げをしないことはアパレル事業者などからも歓迎されている」と説明した。百貨店業界にとって夏のセールは初売り後の冬のセールと並ぶ書き入れ時で、開催時期の見直しが業界全体を巻き込む流れとなるかどうかが注目される。

 松屋銀座の昨年のセールは6月30日~7月11日だったが、今年は7月19~30日にずらす。