6冊以上を「積読」にしている人も!?本を読まずにそのまま放置すると年間何円無駄になる?

AI要約

積読が増える理由や統計データ、無駄になる金額について述べられています。

積読を減らすためには、積極的に読書のタイミングを作る必要があります。

年間平均で無駄になる金額やジャンル別の平均価格も示されています。

6冊以上を「積読」にしている人も!?本を読まずにそのまま放置すると年間何円無駄になる?

本を買ったもののタイミングが合わなかったりほかの本を読んだりといった理由で「積読」が増えていく方も多いでしょう。購入した本を読まないままでいると、購入費用も無駄になってしまいます。

購入した本を有効活用するには、少しずつでも積読を減らすことが大切です。今回は、一人あたりの平均積読数や積読で無駄になる費用などについてご紹介します。

買ったものの読まれず部屋に置かれている本は「積読」(つんどく)と呼ばれます。株式会社ジュンク堂が実施した「読書環境に関するアンケート調査」によると、積読がある方は全体の79%でした。

さらに、6冊以上の積読があると回答した方は66%です。多くの方が、積読を多数所持していることが分かります。積読が発生している理由トップ5は以下の通りです。

●1位:他に優先して読む本が増えてしまった

●2位:本を読む時間がない

●3位:買うことで満足した

●4位:読むタイミングを過ぎてしまった

●5位:手に入れたときから、将来的に読む予定だった

積読は、ほかの本を読んだり満足したりして読むタイミングを逃していることが要因の一つであることが分かります。積読を消費するには、タイミングを意図的に作る必要があるでしょう。

また、同調査によると1ヶ月あたりの読書冊数は平均2~3冊です。年間だと24~36冊の本を読んでいるうえで、積読も生まれている方もいるようです。

総務省統計局の「2024年日本の統計」によると、2022年時点におけるジャンルすべてを通した新刊の平均価格は1268円でした。ジャンルごとの平均価格は以下の通りです。

●総記:1821円

●哲学:1355円

●歴史・地理:1820円

●社会科学:1716円

●自然科学:2083円

●工学・工業:2167円

●産業:1841円

●芸術・生活:1118円

●語学:1541円

●文学:948円

●児童書:1175円

●学習参考書:1425円

仮に積読が年間6冊あったとしましょう。全体平均額を基にすると「1268円×6冊」で7608円無駄にしています。

さらに、積読をしている方が総記を好んで購入している場合、無駄にしている金額は「1821円×6冊」になり年間1万926円です。もし平均額が最も高い工学・工業系の本を積読にしていれば「2167円×6冊」で年間1万3002円を無駄にしています。