香港、今週は6社が上場へ-合計43億1000万香港ドル調達の見込み

AI要約

香港市場では今週6社が新規上場し取引を開始する。香港のIPO市場が活発化しており、43億1000万香港ドルを調達する見込み。

7-9月はIPO活動が回復し、今年の香港IPOは過去最多。平均規模は小さくなっているが、今週最大の企業は航空機メーカーのシーラス・エアクラフト。

2番目の規模は中国広州を拠点とする配車サービスの如祺出行。中国当局は株式公開を支援する姿勢を示している。

(ブルームバーグ): 昨年12月18日の週以来で最多

香港市場では今週6社が新規上場し取引を開始する。香港の新規株式公開(IPO)市場で今年最も忙しい週となる。6社は合計43億1000万香港ドル(約890億円)を調達する見込み。

低調だった1-6月(上期)の後、7-9月(第3四半期)はIPO活動が回復している。中国当局は今年、2023年の株式公開が過去20年間で最低水準に落ち込んだことを受け、業界大手の株式公開を支援すると表明した。

ブルームバーグがまとめたデータによると、今週の6社の香港IPOは昨年12月18日の週の7社以来で最多。今年の香港IPOの平均規模は4億900万香港ドルと、23年の同時期の6億1600万香港ドルに比べて小さくなっている。

今週取引を開始する予定の最大企業は、約15億香港ドルを調達すると見込みの航空機メーカー、シーラス・エアクラフト。目論見書によると、同社は60カ国で認証された2シリーズの航空機を製造している。

2番目の規模は中国広州を拠点とする配車サービスの如祺出行(ON TIME)。同社には中国のテンセント・ホールディングス(騰訊)と広州汽車集団が出資している。

原題:Hong Kong Set for Busiest IPO Week of 2024 With Six Listings (1)(抜粋)

(c)2024 Bloomberg L.P.