新車132万円も似通ったクルマなし!? リッター26km超え[アルトラパン]でイマイチな点って?

AI要約

新型スズキスイフトが目標とする24km/Lを超える燃費性能を持つスズキアルトラパンの特長を紹介。

アルトラパンは外観が柔和で可愛らしく、軽くて登り坂でもパワー不足を感じにくい点がGOOD。内装は上質で使いやすい収納設備も備えており、個性的なデザインが特徴。

一方、ステアリング反応が鈍く曲がりにくい、タイヤからの騒音が大きい。後席の足元は広いが荷室は短い。安全装備には課題があり運転支援機能も欠けている。

新車132万円も似通ったクルマなし!? リッター26km超え[アルトラパン]でイマイチな点って?

　燃料費が高騰する昨今、燃費性能は少しでも高いほうがいい。そこで、新型スズキスイフトがマークした24km/Lを目安とし、それ以上の燃費性能を持つクルマの良い部分とイマイチな部分を洗い出した。ここではスズキアルトラパンをチェックする!!

※本稿は2024年5月のものです

文/渡辺陽一郎写真/スズキ

初出:『ベストカー』2024年6月10日号

※価格帯は24km/Lオーバーのグレードのみを掲載

※スペックはおすすめグレードの2WD車

　●どんなクルマ？

　アルトと同様、全高を立体駐車場が使いやすい1525mmに抑えた軽自動車だが、外観は柔和で可愛らしい印象だ。

　●ココがGOOD!!

　マイルドハイブリッドは搭載されないが、2WDのWLTCモード燃費は26.2km/Lと優れる。ターボも搭載されないが、2WDの車両重量は700kg以下と軽く、登り坂でもパワー不足を感じにくい。

　内装は上質で、助手席の前側には引き出し式の収納設備も備わって使いやすい。また、デザインが個性的で、似通った車種が存在しない。

　●ココがイマイチ……

　スタビライザーが非装着でボディの傾きも大きく、なおかつ安定性を確保するために、ステアリング操作に対する反応は鈍めだ。そのため曲がりにくい。タイヤが路上を転がる時に発する騒音も大きい。

　後席の足元空間に余裕がある半面、荷室長は短い。衝突被害軽減ブレーキは装着されるが、運転支援機能は用意されない。

　・おすすめグレード:L

・サイズ:全長3395×全幅1475×全高1525mm

・車重:680kg

・パワートレーン:658cc直3(52ps/6.1kgm)

・燃費:26.2km/L

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