米テスラ販売2四半期連続減 4~6月期、EV需要低迷

AI要約

米電気自動車大手テスラが2024年4~6月期の世界販売台数で前年同期比5%減の44万3956台を記録し、2四半期連続で前年実績を下回る。

EV需要の低迷や中国勢との競争激化で苦戦が続いており、米国市場ではHVの人気が高まる一方、中国では競合他社の攻勢が激化している。

また、昨年11月に投入された新型EV「サイバートラック」でリコール対象となる不具合が相次いだことも影響している。

米テスラ販売2四半期連続減 4~6月期、EV需要低迷

 【ニューヨーク共同】米電気自動車(EV)大手テスラが2日発表した2024年4~6月期の世界販売台数は前年同期比5%減の44万3956台となり、2四半期連続で前年実績を下回った。ロイター通信によると2四半期連続で前年割れするのは初めて。EV需要の低迷や中国勢との競争激化で苦戦が続いている。

 米国市場ではEVより割安なハイブリッド車(HV)の人気が高まっているほか、中国ではEV大手の比亜迪(BYD)などが攻勢をかけている。テスラが昨年11月に投入した新型EV「サイバートラック」でリコール対象となる不具合が相次いだことも響いた。