部品調達が困難に…三菱重工機械システム、「新聞輪転機」製造終了

AI要約

三菱重工機械システムは新聞輪転機の新台製造を終了し、2036年3月までにアフターサービスも終了することを決定した。

新聞輪転機事業からの撤退を理由として、部品調達の困難や人員の高齢化が挙げられる。

同社はこれまで国内外で670台以上の新聞輪転機を納入しており、現在受注を受けている契約分の納入後に新台製造を終了する予定。

三菱重工機械システム(神戸市兵庫区、小嶋聡社長)は新聞用オフセット輪転機(新聞輪転機)の新台製造を終了することを決定した。新聞輪転機に関わる人員の高齢化が進んでいるのに加え、部品調達が困難になっている状況を踏まえて判断した。アフターサービスの提供は最長でも2036年3月までに終了し、新聞輪転機事業からも撤退する。

同社は1966年に新聞輪転機の初号機を納入してから、延べ670台を超える新聞輪転機を国内外で納入してきた。新聞輪転機の新台製造は、現在注文を受けている顧客との契約分の納入をもって終了する。納入設備の修理や維持などアフターサービスは当面継続する。

今後、事業撤退以降のアフターサービスのあり方を検討する。