フォルクスワーゲンが改良型「ゴルフR」「ゴルフRヴァリアント」を発表 機能・性能がさらにアップ

AI要約

フォルクスワーゲンが2024年モデルのゴルフRとゴルフRヴァリアントをマイナーチェンジした。

最新モデルではエクステリアやインテリアのデザインが一新され、高性能がさらに向上した。

特別仕様車のゴルフRブラックエディションも設定され、価格は5万8440ユーロから。

フォルクスワーゲンが改良型「ゴルフR」「ゴルフRヴァリアント」を発表 機能・性能がさらにアップ

独フォルクスワーゲンは2024年6月26日(現地時間)、「ゴルフR」「ゴルフRヴァリアント」のマイナーチェンジモデルを発表した。

ゴルフRとゴルフRヴァリアントは、フォルクスワーゲン・ゴルフ/ゴルフ ヴァリアントの最上級グレードと位置づけられる高性能モデル。ゴルフ/ゴルフ ヴァリアントの改良型(参照)が2024年1月に発表されたのに続き、今回その概要が公開された。

最新型のエクステリアでは、新デザインのLEDヘッドランプ、イルミネーテッド「VW」バッジ、バンパーのエアカーテン、新しいLEDテールライトクラスターなどが特徴とされており、一本あたり重量8kgという19インチ鍛造アルミホイール「Warmenau(ヴァルメナウ)」も新たにオプション設定される。

インテリアはブラックのナッパレザー仕立てで、ヘッドレスト一体型のスポーツシートを装着。カーボンパーツによるドレスアップオプションも用意される。インフォテインメントシステムのハードウエアとソフトウエアもアップグレードされており、タッチ式ディスプレイがひとまわり大きくなったほか、AIベースのソフトウエア「ChatGPT」にアクセスして乗員の質問に答える音声アシスタント「IDA」が利用できるようになった。

2リッター直4ターボエンジンの最高出力は、マイナーチェンジ前の320PSから333PSへと増大。最大トルクは据え置きで420N・mとなっている。トランスミッションは7段のDSGで、リア左右輪への適切なトルク配分が可能な4WDシステムを介し4輪を駆動。最高速度は250km/hと公表されるが、オプション「Rパフォーマンスパッケージ」を装着することにより、20km/hアップの270km/hにまで高めることできる。

このRパフォーマンスパッケージを選ぶと、「ドリフト」モードと、ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェのコンディションに合わせて特別に設定された「スペシャル」モードという2つの走行モードも追加される。そのほか、GPSラップタイマーやGメーターも同パッケージならではの装備である。

両モデルの販売は、ドイツ国内では2024年7月3日に開始される。スタート価格はゴルフRが5万3795ユーロ(約925万円)で、ゴルフRヴァリアントが5万5065ユーロ(約947万円)。

また発売に際しては、特別仕様車「ゴルフRブラックエディション」も設定される。これはダークなカラーリングを特徴とするモデルで、LEDマトリクスヘッドライト「IQ.LIGHT」や「VW」バッジ、「R」ロゴなどがダークな色調となるほか、ブラックのブレーキキャリパーや19インチアルミホイール、テールパイプトリムでドレスアップ。前述のRパフォーマンスパッケージも標準で装備される。

ゴルフRブラックエディションの価格は、5万8440ユーロ(約1005万円)からとなっている。

日本市場への導入タイミングについては、いずれも未定とのこと。

(webCG)