アルミ圧延品出荷 5月2.4%増

AI要約

アルミ圧延品の出荷量は回復基調で、前年同月比2・4%増の14万1892トンとなった。

押出は27カ月ぶりにプラスに転じ、自動車や建設向けの需要増加が貢献した。

板や押出は自動車や建設分野の需要が伸び、2カ月連続で前年を上回った。

アルミ圧延品(板・押出)の出荷は回復基調だ。日本アルミニウム協会がまとめた5月のアルミ圧延品の出荷量は、前年同月比2・4%増の14万1892トンと2カ月連続で増加した。押出は27カ月ぶりのプラス転換を果たした。自動車向けの堅調に加え、4月の新設住宅着工戸数の増加による建設向けのマイナス幅縮小も寄与した。板も缶材、自動車の主要分野に支えられ、2カ月連続で前年を上回った。協会関係者は「自動車に加え、缶材や卸小売も伸びており、復調が見えてきた」と話す。