楽天モバイル、プラチナバンドのサービスを開始
楽天グループの三木谷浩史会長兼社長がプラチナバンドのサービス開始を発表。
プラチナバンドは電波が障害物を回り込みやすく、屋内や地下でも届きやすい。
楽天モバイルは1000万回線を目指し、契約者数増を加速させる考えを示す。
Ritsuko Shimizu
[東京 27日 ロイター] - 楽天グループの三木谷浩史会長兼社長は27日、モバイル事業の説明会で、プラチナバンドのサービスを同日開始したことを明らかにした。今後、全国に展開していく。
三木谷氏は「日本の携帯市場で大変大きな出来事」と述べ、説明会で実際につなげるデモンストレーションを行った。
プラチナバンドは700―900MHzの周波数帯。電波がビル等の障害物があっても回り込みやすく、屋内や地下でも届きやすい。楽天モバイルは2023年10月に700MHz帯が割り当てられ、今年4月から試験電波の発射を始めていた。
楽天モバイルは6月16日に契約者数700万回線を突破。三木谷は「できるだけ早いタイミングで1000万回線にしたい」と述べ、つながりやすさも追い風にして、契約者数増を加速させる考えを示した。