「石ころ」そっくりの新スマートリモコン発売、エアコン制御で節電 「auでんき」との共同サービスも

AI要約

スマートリモコンの新モデル「Nature Remo Lapis」が発表された。エアコンの温度自動制御機能を搭載し、節電に特化した機能も備えている。

デザインは「海辺の石」をモチーフにし、自然と調和するデザインを目指している。3Dスキャンで石の質感を再現。限定性を持つ製品を展開する。

家庭向け節電サービスも提供開始され、KDDIの電力サービス利用者にNature Remo Lapisを提供。節電と収益源確保を目指す。

「石ころ」そっくりの新スマートリモコン発売、エアコン制御で節電 「auでんき」との共同サービスも

 スマートリモコンの開発などを手掛けるNature(横浜市)は6月26日、スマートリモコンの新モデル「Nature Remo Lapis(ネイチャー リモ ラピス)」(7980円)を発表した。エアコンの温度を自動制御する機能を備えたほか、自然と調和するデザインを目指した。一般販売に加え、auエネルギー&ライフ(東京都千代田区)と共同した家庭向け節電サービスも展開する。

 Nature Remo Lapisは、赤外線リモコンを備えた家電と接続し、外出先からの操作を可能とするスマートリモコン。節電機能も備えている。新モデルとなる同商品は「がんばらない節電」を掲げ、「オートエコ」「コスパ起動」「消し忘れアラート」の3機能を搭載した。

 オートエコは1日当たり2~8時間、エアコンの自動制御を行う機能。利用者の好みに合わせて、節電強度を3段階から選べるようにした。「1日8時間の節電を行った場合、月額最大2300円の節電につながる」とNatureは説明する。

 コスパ起動はエアコンで急速に冷やしたり暖める必要がない時に、ゆっくりとエアコンの温度を変更し、消費電力を抑える機能。消し忘れアラートは家に誰もいない状態で一定時間以上エアコンがついている時に通知する機能だ(今夏リリース予定)。その他、体調を整える機能として「熱中症アラート」「快適指数表示」「バイタルデータ連携」も搭載する。

 デザイン面ではコンセプトに「Live with Nature(自然と調和するデザイン)」を定め、「海辺の石」を意識した。実際の石を3Dスキャンし、シルエットや質感を再現。成形する過程で素材が混ざり合い、異なる色の斑点や線が生まれるため「同じものは二度とつくれない」と同社は説明する。商品は6月26日から先行予約を開始し、7月5日から一般販売する。販売目標台数は100万台とした。

 同じく6月26日から、auエネルギー&ライフと共同で、家庭向け節電サービス「スマート節電 with Nature Green」の提供を開始する。KDDIの電力サービス「auでんき」の契約者に対して、オプションサービスとしてNature Remo Lapisを月額550円で提供する。利用者に節電メリットを提供しつつ、新たな収益源を確保したい考えだ。